オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌

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同人誌や二次創作小説を書くときの題材はどこから引っ張ってくるかという話

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 結局自分の頭の中からです。

 

 同人誌のお話がうまく思いつかない、二次創作のネタが浮かばない。アイデアがひらめかない。

 そんなお悩みが時々届きますので、私の考えと、私の場合どうしているかのお話をしようと思います。個人の意見ですが、何か参考になれば幸いです。

 

 

発想は何も無いところからは生まれない

 

 まず、二次創作、一次創作、漫画、小説に関わらず、創作の題材というのは何もないところからは生まれません。

 当然ですが、頭の中が空っぽだったら、そこからは何も生まれないのです。

 

 真っ白な紙を目の前にして、人間の手を描いてみましょう、スマートフォンを描いてみましょうと言われたとき、何となく下手でもそれっぽい物が描けるのは、皆さんが人間の手やスマートフォン見たことがあるからです。

 見たことがないものは、描けません。

 創作の発想の源になるのは、これまであなたが見てきたもの、聞いてきたもの、学んできたものです。

 

 読んだ小説や漫画、観たアニメやドラマや映画などが多ければ多いほど、頭の中に物語や映像が蓄積されているはず。

 創作のアイデアというのはこれまで触れてきた他の創作物からヒントを得て生まれるのです。これまで、あなたがどれだけの創作物に触れてきたかによってヒントの量も違います。

 

 物語やアイデアに裏付けられる知識が豊富だと、作品に説得力が出ます。

 沢山のものを見たことがある人は、比喩表現やたとえ話、引用が上手です。

 色々な作品に触れ、学び、創作に関する知識を増やしましょう。

 丸パクリはもちろんダメですが、模倣から派生してオリジナルになるとはよく言う話です。複数のアイデアを頭の中で捏ねて、自分の作品を生み出すのが創作ですので、捏ねる材料はたくさんあるに越したことは無いのです。

 

 新しい知識を頭に入れたり、新しいことに挑戦したりするにはエネルギーが要りますが、どうか臆せず、積極的に知識を取り入れてみてください。

 二次創作をされる方、自分の推しジャンルに一途になりすぎて、視野を狭めないように注意してみてください。

 

 

王道を理解しないと邪道がわからない

 

 具体的に何を題材にして二次創作をするか。どんな作品から創作の知識を増やすか。

 という質問に答えようと思うのですが、私は自分の興味があるものを片っ端から見るのをおすすめします。

 ひとくくりに漫画やアニメといっても、ジャンルは様々です。恋愛もの、アクション、ホラー、サスペンス等等。

 

 私の場合映画が好きなので、脳みそや心に栄養が足りてないな~と思ったら、映画を観ています。

 ビデオオンデマンドサービスを利用することもありますが、レンタルビデオ店でぶらぶらして、パッケージを見て『面白そう!』と思ったものを借りるのが好きです。

 映画館で映画を観るのは、好きな小説が映画化したときや、広告を見てピンときたときですね。

 

 多くの作品を見ていると、恋愛ものの定番の展開、サスペンスものの定番の展開などが見えてくるので、王道・定番・お約束・鉄板と呼ばれるものが理解できます。

 それらを理解すると、邪道・変則・変化球が理解できるようになります。

 たとえば映画の広告で『ホラー界の異端児』と言われていた時、一般的なホラー界が分かってないと何が異端なのか理解できません。

 アンチヒーロー、ダークヒーローを理解するには、一般的なヒーロー像を理解していることが前提になります。

 知識は土台から積み上げていくもので、基本から応用していくものです。

 創作のための基礎知識やアイデアの源が頭の中にない状態で、いきなり良い創作は生み出せないです。

 

 

二次創作のアイデア探し

 

 二次創作は、原作が存在するのが心強いです。

 まずは原作を読み込み、理解し、似た作品や似たテーマのものを片っ端から見ていくのがいいと思います。

 

 例えばダイヤのAの二次創作をするなら、同じ野球漫画である『おおきく振りかぶって』や『MAJOR』を読むとか。野球のルールをしっかり理解するとか。

 テレビで野球の試合を見てみるとか、実際に野球場に行くとか。バッティングセンターに行ってみるとか。

 

 仮面ライダーにハマったら、他の仮面ライダー作品も片っ端から観るとか、実際にヒーローショーに行くとか、食玩やフィギュアを買ってみるとか。変身ベルトを買ってみるとか。

 

 刀剣乱舞で二次創作をするなら、歴史に興味を持つとか、資料館へ足を運ぶとか、時代劇を観るとか。

 

 私が実際にやったことがあるのは、刀剣乱舞で二次創作をやろうと思った時、推しの刀の持主に関する歴史を片っ端から調べたことです。

 歴史の出来事に忠実に二次創作をしようと思ったわけではないのですが、推し刀の持主や、彼の生きた時代のことを知れば、推しのことがもっと知れると思ったからです。

 戦国時代の日本を生きたことはありませんが、彼らの生活の様子をもっと知りたいと思って、時代劇も色々観ました。

 

 推しカプを旅行に行かせるなら、実際に行ったことがある場所を舞台にします。

 旅行のガイドブックを買ってくることもあります。

 

 調べものがもともと好きで、好きなキャラや人物、作品に繋がりそうな知識は片っ端から取り入れています。その中で、『これはお話を書くときに使えるのではないか』といったネタに出会うことができるのです。

 

 通ってきたジャンルで得た知識が、次のジャンルで役に立つこともあります。

 例えば野球漫画にハマったあと、新しいジャンルの舞台が警察署で推しが警察官だったとき。全然関係ないように見えますが推しカプの片方が元野球部なんてことがあったら、その知識活かせますよね。私はそういうのが楽しくなっちゃうタイプです。

 

 

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たかが趣味と侮ることなかれ

 

 いつも言っていますが、こういう記事を書いていると「いや、でも、趣味だしなぁ」とか「そこまで頑張らなくてもよくない?」っていう声が聞こえてくるんですが。

 当然、頑張るか頑張らないかは自分次第なので、頑張らなくてもOKです。

 

 ピアノで1曲弾ければそれでいい、コンクールで入賞できなくてもいい

 草野球で友達とのんびりバットを振れればいい、隣町のチームに勝てなくてもいい

 それなら努力する必要はありませんし、自分が満足していて楽しければOKなのです。

 

 二次創作は趣味ですし、絵や小説をかくのがただただ楽しい方は、努力しなくても二次創作を楽しめるでしょう。

 しかし、人の目を意識し、評価を気にして、何か満たされなさを感じている方は、満足するためにはどうするべきかを考えて、行動するべきだと思います。

 

 長編を完結させたい。ブクマが欲しい、感想がほしい。ちやほやされたい。同じカプの他の創作に埋もれたくない。自分が満足する作品作りをしたい。目標は人それぞれです。

 何か満たされず、どうにかしたいのであれば是非、二次創作だ趣味だと侮らず、本気で取り組んでみてはいかがでしょうか。

 

 創作の題材やアイデアは、結局は自分の頭の中からしか生まれてこないのです。

 

余談ですが

 

 ちなみに、最近私は古典戯曲やオペラのあらすじを片っ端からネットで読んで、気になったものは映像を購入して観るのにハマっています。

 古典には現代の創作物の基盤となるものがいっぱいあるので勉強になります。

 

 あと、創作の知識を増やすために勉強したい、インプットしたいと考えている方に私は映画をお勧めしています。それは何故かというと、映画は通常2時間で終わり、2時間に起承転結がよくまとまっているからです。

 それから、私は文字書きなので、映像でインプットしたことを文字でアウトプットする訓練にもなります。いろんな意味で、映画をおすすめしています。

 

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