オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌

現在YouTubeを中心に活動中です。

「継続は力なり」そのものを長所に

「続けることができる」ことこそ力であり、「続けることができた」ことこそ成果である。

 

 こんにちはキダチです。

 今回は雑談というか、普段私が考えていること・志していることをお話しようとおもいます。

 

 私には、座右の銘のように常に意識している言葉がいくつかあるのですが、そのうちのひとつに「継続は力なり」があります。

 みなさんご存知のとおりこの言葉の意味は「継続することで成果を得られる」「継続しなくては成果が得られない」というもので、成果に向かって継続をうながすために使われるのがメジャーかと思います。

 

 私もおおむねその意味で使っているのですが、最近「継続すること」そのものがスゴイんじゃないか!?と思うようになりました。

 

 頑張って継続してもなかなかゴールが見えてこないと、成果が得られないとなるとやる気も保てません。

 しかし、「継続すること」そのものを「成果」「自分の信念」と感じられればやる気の継続に繋がるのではと思うのです。

 

 このブログで言いたいのは「継続できる人」になろう!ということです。

「こんなこと続けて意味があるのだろうか」と迷うよりも「続けることに意味があるのだ」というマインドにしていきたいのです。



具体的な数字を目標にし、小さな目標を達成していく

 

 私は二次創作の同人小説を書いているので、創作に近い例で話をしようと思います。

 小説が上手くなりたいなら読書をしよう!という意見はよく見かけます。

 私もその通りだと思います。

 創作とは、これまでの自分の経験、つまり触れてきたものから作り上げられます。

 

 誰もが「小説が上手くなりたいなら小説を読みましょう」というシンプルな練習方法にたどり着き、読書を習慣にしようと考えます。

 目的は「小説が上手くなること」で、その手段が「読書」というわけです。

 

 しかし、当然ですが読書を始めてすぐには成果は出ません。

 小説が上手くなるとは、具体的にどのような状態を指すのかが分からず、毎日の読書のやる気を下げるでしょう。

 

 この時、「小説が上手い私」という抽象的かつ最大の目的を「目標」にしてしまうと、何をもって「できた」とするのか定義できません。

 

 なので、「継続すること」そのものを目標にしてしまうのです。

 例えば「毎日、朝必ず本を10分読む」という目標を作りましょう。

 そうすれば、毎日10分本を読むだけでそれが成せた事になります。

 それを続け、2週間で1冊読み終わったとしましょう。

 そうすれば、2週間あれば1冊読み終われることが分かります。

 

 そしたら今度は1か月に2冊本を読むことを目標にしましょう。

 

 毎日10分、月に2冊という具体的な目標を立てることで、「1か月後に2冊読み終えている私」というゴールが見え、そのための一歩が「今日の10分読書」になるのです。

 

 できれば「小説が上手くなる」という目標のことは一旦忘れて、読書数を目標にしてみてください。

 数字は一番分かりやすく、達成感が得やすいです。

 

 順調にいけば3か月後には5~6冊、半年後には10~12冊くらいは読み終えているはず。

 その本が小説なら、あなたの頭の中では読み終えた本の冊数分だけ、主人公の人生を疑似体験したことになるのです。

 

 この疑似体験が、「小説が上手くなること」に繋がるのです。

 主人公の数だけ人生を知っていて、それに付随する情景描写や心理描写も少なからず頭に入ってくるでしょう。

 

 もちろん、読んだ本の数だけどんどん小説が上手くなるという、簡単な話ではありません。

 やみくもに読むだけではダメだし、本1冊1冊から学ぶつもりで読まないと技術は盗めません。

 しかし、いつか「小説が上手くなる」という抽象的な目標に立ち向かう時、「この半年で10冊本を読んだ」という成功体験が必ずあなたの背中を押します。

 

 さらに、「毎日10分読書ができた」という成果は同時に「毎日10分の時間を捻出できた」という成果ももたらします。

 その10分は今後、勉強に使ってもいいし、掃除に使ってもいいし、運動に使ってもいいです。

 毎日10分読書ができた人は、運動不足を実感したときに「毎日10分読書できたし、毎日10分のストレッチもできる」という発想ができます。

 読書を習慣にできたという成功体験が、他のことに挑戦するときの背中も押してくれるのです。

 

 もちろん、10分ができたら20分、30分と時間を増やしてもいいです。

 すると成果の数字もどんどん上がっていきます。

 1日10分で1冊読むのに2週間かかっていた本は、1日20分なら1週間で読めます。

 つまり1か月で4冊読めることになるのです。

 

 1か月で4冊読破できる人は、それをしない人より4冊分の語彙と表現を得ることができるのです。半年先はもっと差が開いているでしょう。

 

「小説が上手くなる」という目標よりも「今日10分本を読む」ほうが簡単に聞こえませんか。

「夏までに痩せる」という目標よりも「今日10分ラジオ体操をする」ほうが簡単に聞こえませんか。



 始めることは誰でもできます。何でも続けることが難しい。

 だからこそ「続けること」を目標にして、「続けること」そのものに意味を見出してほしいのです。



「続けていれば良いことがあるよ」という友人の言葉

 

 私は特に取り柄がない、堂々と誇れる得意分野が無いと思ってきました。

 ちょっと自信があることといったら、人よりちょっと勉強するのが好きなだけです。

 でもそれは好きな分野限定だし、専門家やそれで生計を立てている人たちに知識で敵うわけがありません。

 何が得意ですか?と聞かれた時に上手く答えられるものを、持っていないと思っていたのです。

 

 しかしある日、なんとなく始めたこのブログについて友人に「なかなか閲覧されない」と吐き出したところ「続けていたら良いことがあるよ」という言葉が返ってきたのです。

 友人にこの話をしたら「覚えていない」と笑うのですが、この言葉に私はとても救われました。

 そして、愛読書であるキノの旅の一節にある言葉を思い出しました。

 旅をやめないのかと相棒に聞かれたキノが、答えたときの言葉です。

『やめるのはいつでもできる。だから、続けようと思う』

 

 止めるのは簡単で、続けることが難しい。

 なら迷っているうちは何も考えず続けるのがいいだろうという考えになりました。

「続けていたら良いことがあるよ」という友人の言葉を信じると決めたので。

 

 それからは「継続すること」を自分の強みにしようと意識して、ネットや本で自分の背中を押してくれる根拠を探すようになりました。

 

・0を1にするのは難しいが、1を100にするのはもっと難しい。

・始めることは簡単だが、続けることは難しい。

・誰でもできる仕事でも、毎日続けることは誰にでも出来るわけじゃない。

 

 自己啓発系のブログや本でやたらと見かけるこの言葉たちが、私の背中を押してくれました。

 続けやすいように「好きなこと」をすると良いとも読んだので、自分のブログを「同人・オタ活」にテーマを絞りました。

 一時だけ検索で見つけてもらうんじゃなくて、私のブログのファン私自身のファンになってもらえるブログにしようと考えをシフト。

 

 今は活動のメインがYouTubeになっておりますが「私自身のファンになってくれる人を大切にしよう」という意識はずっと持っています。

 バズる話題をタイムリーに投稿することが、閲覧を伸ばすには手っ取り早いです。

 しかし私は、一時のバズじゃなくて、私のチャンネルを好きになってチャンネル登録してくれる人を堅実に積み上げたかったのです。

「その話題が聴きたい」じゃなくて「キダチさんの話を聴きたい」と、そう思ってもらえるまで、とにかく継続しようと思ったのです。

 

 毎週水曜日のYouTube配信はもう2年くらい続けています。

 隔週だったときを含めると3年くらい。

 

 分かりやすくバズったことは無いし、特別凝ったことはしていません。

 特別なことをしたとしたら「続けたこと」でしょうか。

 毎週水曜日に配信することを自分の習慣にし、毎週水曜日にキダチの配信があることをリスナーさんに覚えていただく。

 今では「毎週水曜日の楽しみになっています」と言ってもらえるようになりましたし、私自身も水曜日に配信しない時があると変な気分になります。

 

 最初に比べたら話すの上手くなった気がするし、滑舌もマシになった気がします。

 何より「YouTubeで配信する」というちょっと憧れていたことを叶えられたし、それを通じて知り合いも増えました。

 もしブログやYouTubeというプラットフォームに何かがあって、そこで活動を続けられなくなる時が来たとしても、そこで培ったノウハウと継続する根性は他の場所でも活かせます。そう思えるようになりました。

 

 キダチとしての活動を続けてきて得られたものは、たくさんあるし大きいです。

 今なら自分の取り柄が「継続する根性」だと自信をもって言えます。

 私の配信やブログを見た人が、何か自分にとって前向きになれることを考えるきっかけを掴んでもらえたら。

 そう思って、私はこれからも「キダチ」を続けます。

 

 

 以上、本日のお話「継続は力なり」でした。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!