人の反応に振り回される
この配信では、他の人の反応に振り回されたり、心がざわざわする人のおたよりを紹介しました。SNSは他人の動向が逐一見えてしまうのが厄介ですよね。
私の配信に寄せられるお悩みの多くは、SNSによる人間関係についてです。
同人活動の場合は、自分が作品をアップしたときの周りの反応はかなり気になりますよね。
周りに振り回されない、他人は関係ない!といくら自分に言い聞かせても、作品をネット上に発表する以上、それをまったく意識から消すことはできないでしょう。
自分一人だけが満足すればいいなら、わざわざネットに上げる必要はありません。人に見られるところに置いておくのですから、それを見た人がどう思ったかはできれば知りたいです。
よく「大丈夫だったかどうかだけ教えて欲しい」という人がいますがまさにその通り。感想が欲しい、他の人に勧めて欲しいなんて贅沢言わないから~って感じです。
予防線を張りながら打たれ強くなっていく
周りの反応に振り回されたり、人の言動に惑わされたりということは、SNSを使っている以上誰もが経験することだと思います。
私のような同人女が、同人活動やSNSに恐れを抱くとしたら、それは「恥をかくのが怖い」ということだと思うんです。
『1冊も売れなかったらどうしよう』という不安は、『あいつ売れてないぞ、と思われるのが恥ずかしい』という思いからくると思います。
『ブクマがつかなかったらどうしよう』という不安は、『見てもらえていない作品を晒しておくのは恥ずかしい』という思いからくると思います。
『人をもくりに誘うのが怖い』という不安は、『断られたら恥ずかしい』という思いからくると思います。
失敗をすることで、周囲から笑われるのが怖くて人は行動することを躊躇してしまうし、まだ起きていないことを想像しては心乱されるのです。
『恥』は人類がもつ感情ですので、『恥』は否定できませんし、完全になくすことはできません。
恥ずかしいと思う気持ちや、それを恐れる気持ちと上手く付き合っていくには『慣れる』しかないのかなあと思っています。
恥を積極的にかきにいけ!ということではなく『恥をかいてもいいや!』と開き直って思い切って挑戦してみて、『恐れていたことは案外起きないものだ』という体験をしてほしいし、あわよくば『思ったより良かった』という体験をしてほしいのです。
そうすれば過度に恐れているのは自分だけで、周りは意外とそうでもない、そんなに悪いことは起きないということが分かってくるのです。
当然恥ずかしい思いをしてしまうこともあります。
思い切って発表してみたら誰からも読まれない、という体験をしてしまうことがあるでしょう。
しばらく立ち直れないくらいに落ち込む人もいます。
時間がその傷を癒して、もしもう一度挑戦してみたくなった時、また同じように恥ずかしい思いをするのではないかと、より具体的に恐れるようになってしまうのです。
けど、無理やりですがこう考えることもできます。『一度失敗しているから大丈夫だろう』と。
一度体験したことへの衝撃へはある程度耐性ができています。
起こり得る衝撃を想定することができます。
当然想定外のことが起きた時に人は衝撃を受けるので、想定内なら一応…問題ありません(ブクマ0はきついですが)
絶対これは大うけ間違いなし!絶対ブクマ4桁いくぞ~~!!と思ってアップした時と、今回ももしかしたら誰にも読まれないかもなあ、と思ってアップした時とでは、前者のほうが衝撃がでかいですよね、当然です。
人間は一度経験したことには慣れますし、期待値が低ければ期待が叶わなかった時のダメージも少ないです。
そうやって失敗を繰り返し、耐性をつけ、「よくあることだ」と慣れていくことでしかメンタルは強くならないのかなあと思います。
もしかしたらダメかもな……とガチガチに予防線を張りながら、おそるおそる挑戦していったらいいのではないかと思います。
今メンタルつよつよに見える人は、過去に打たれて強くなったかもしれません。大きな失敗を子どものうちに、若いうちに経験済の人もいるでしょう。
大人になってから失敗するのは怖いです。
背負っているものが子どもの時より多いし、子どもの時より頭もよくなり視野も広くなって色々なものが見えてしまいます。
子どものように無鉄砲に挑戦することはできないかもしれません。
しかし、失敗を恐れて何かに挑戦できないでいると、どんどん年をとってしまいます。今が一番若いんだ!恥なんてしるか、挑戦だ!と自分を奮い立たせて、どんどん恥を乗り越えて欲しいなと思います。
私も最初はYouTubeで喋るの恥ずかしかったし、否定的なコメントをもらうたびに落ち込んでいましたが、最近はそれ以上に褒めてくれる人が増えたので「意外と大丈夫だな」と思えていますし、心無い投書が来ても「ハイハイいつもの」と流せるようになりました。
トライ&エラーを繰り返す姿はカッコイイ
恥に慣れろ!どんどん失敗して慣れろ!とは言いましたが、ただやみくもに恥をかけと言っているのではありません。
何故失敗したのか、何故恥ずかしいと思わなくてはならないのか、と考えて次に活かすのです。
恥ずかしい瞬間というのは、もしかしたら周りにあなたをバカにする人がいるかもしれません。しかし、後から挽回すれば恥のエピソードだって武勇伝です。
人を笑ってるやつなんてすぐに追い抜けますよ。
さて今回は、周りの反応に振り回されてしまう回について所感をお話しました。
恥を恐れて行動できない系のおたよりは広くいただくので、いつかまとめて動画にしたいなと思います。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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