こんにちは、キダチです。
この記事では二次創作同人誌のアンソロジーについて書かれています。
※二次創作同人誌のアンソロジーとは何か?についてはこの記事では割愛いたします。
主催さんが参加者(執筆者)さんに思うことや心がけていること。
参加者さんが主催さんに対して思うことや心がけていること。
などなどをおたよりで募集し、YouTube配信を行いました。
とても興味深く面白い回になりました!
概要を記事にまとめています。
★目次はこちら!
まずは、主催さんが心がけていることから紹介いたします。
◆主催さんが心がけていること
・こまめな連絡と早めの対応
まずは基本。
早めの連絡と対応を心がけているという意見はとても多かったです。
SNSでの告知はまめに! お問い合わせへの返信は迅速に!
不明点が無いよう先回りして企画を整えるのはもちろん大切。
ですが報連相がしっかりしていると参加者さんに安心してもらえますね
・ごまかさない真摯な対応
トラブルや問い合わせがないよう完璧な概要・企画書づくりを心掛けるのは大前提。
ですがどうしても行き届いていない部分があったり、失敗してしまったりはあります。
そんな時はごまかさず、起きたことをしっかり説明して真面目に対応するのが大切です。
嘘をついたり、ごまかしたりしない。
取り繕わないことが結果的に信頼してもらえることに繋がります。
大切な原稿をあずかる立場ですから、安心していただけるように真摯に対応しましょう。
◆主催さんが参加者さんに思うこと
ここでは主催さんから参加者さんに思う事や、お願いしたいことを書いています。
企画の段階であらかじめ、概要やお願い欄に書いておくといいと思います。
・連絡には返信をしてほしい
主催さんから参加者さんへメール等で連絡することがあります。
ページ数の確認、イベント企画などがあれば参加の確認、献本の方法の確認などなど。
当然ですがもらったメールの返信は早く欲しいもの。
参加者さんも、主催さんから連絡があったらしっかり早めに返信しましょう。
アンソロ関係の連絡用のメールアドレスはこまめにチェックしましょう。
もちろん、専用SNSがあれば全体アナウンスがされることもありますので要チェックですね。
・怒らないので気まずくても連絡してほしい
まずい状況の時ほど連絡は迅速に。
締め切りを守るに越したことはありませんが、もし間に合わない場合はすぐに連絡を!大抵の場合締め切りを数日延ばしてもらえます。
厳しい主催さんですと締め切りに間に合わない場合は掲載しない場合もあります。
参加を辞退する場合などで参加者さんの枠に穴が空く場合、主催さんはその穴埋めや再調整をする必要があります。
連絡が遅れれば遅れるほど主催の作業時間が押してしまいます。
ましてや締め切りを破っておいて主催から確認の連絡があるまで一切連絡しないのはNGです。
順調でない時ほど、連絡は迅速に行いましょう!
主催さんも「締め切りに間に合わない場合は相談ください」等の文言を概要に説明しておけば、参加者さんからの連絡を促せると思います。
・概要や規定に目を通してから質問してほしい
不明点があったら遠慮なく質問してください!
とアナウンスする一方で、概要欄やメールに書いてあるはずのことを質問されるというご意見も多かったです。
人に聞いたほうが早いという気持ちも分かりますが、主催は問い合わせ以外にもいろんな対応に追われています。もちろん、自分の原稿にも!
せっかく分かりやすくまとめた概要や規定にしっかり目を通し、それでも分からなかったら質問をしてほしいとのことです。
参加者さんは主催さんに負担をかけないよう、しっかり要綱に目を通してから質問をしたいものです。
主催としても、何度も同じ質問がくるようなら説明が分かりづらいおそれがありますので、見直しも行いましょう!
また、問い合わせ窓口に「概要欄を熟読の上ご質問ください」という文言を足したり「よくある質問コーナー」を作ったりといった工夫もできます。
・執筆メンバーに対する問い合わせは困る
アンソロはジャンル・カップリングのお祭り!という意識が皆さんにあるのか、そんなお祭りにあの人がいないなんて!というご意見が届くようです。
主催としては、声をかけたが断られてしまったり、参加者さんにもご都合があったりと、大っぴらに言うわけにはいかない事情があり答えられないとのこと。
そりゃそうですよね。「Aさんはお誘いしたのですが、お断りされました」なんて言えないです。
当然、個人に直接「何で参加しないんですか?」と問い合わせるのもやめましょう。
◆参加者(執筆者)さんが考えていること
続いて、アンソロジーに参加する側・執筆する側から寄せられたご意見を紹介します!
・ギリギリ提出は迷惑ですか?
アンソロジーで執筆するメンバーには、主催に原稿を提出する締め切りが設けられています。
ギリギリ提出はご迷惑でしょうか?という質問がありました。
私としては、締め切りを過ぎなければギリギリでも構いません。
私が主催の場合、一度にまとめて作業したいがためにある程度原稿が集まってから次の作業に移りますので、早めに入稿していただかなくても大丈夫です。
ただ、早めに入稿していただけると、都度次の作業に移れるというメリットはあります。
心配なら主催さんにギリギリでも大丈夫でしょうかと問い合わせてみましょう。
私個人の意見としては、ギリギリだとしても締め切りに間に合ったことには違いありませんので心配しなくてもよいかと思います。
注意したいのは、どうしても間に合わない場合は早めに連絡をすることです。
間に合わないおそれが出てきた時点で一報を入れましょう。
・特殊な作品でも大丈夫でしょうか?
普段、人を選ぶ作品をかいている自覚のある方からのおたよりで「アンソロは無難な作品でいくのがいいか、それともいつもの感じを求められているのか」といった質問がありました。
私がもし、主催としてアンソロジーに人を誘う場合はその方のいつもの作風でかいて欲しいと思って誘っています。
もちろん、本人がかきたいものをかくのが一番です。ですが私はご本人の普段の活動をみてお誘いしているので、いつものをかいて欲しいです。
しかしこれはあくまで私の意見です。主催さんによってはアンソロに掲載する作品の雰囲気は統一したい(たとえばハッピーエンドにしてほしいとか)と考えているかもしれないので、やっぱり不安になったら問い合わせるのが一番です。
アンソロにお誘いいただいた時点で「私の作品って結構特殊ですけどいいんですか…?」等問い合わせてみるのがいいでしょう。
主催さんもそういう問い合わせがあることはある程度想定しているはずです。
気を付けたいのはテーマアンソロジーです。何か特定のテーマが決まっている場合は、そのテーマから外れてはいけません。
◆参加者さんが主催さんに願うこと
参加するからには、安心してお任せできる主催さんがいい!
そんな想いを紹介します。
・細めに連絡をしてほしい
主催さんも、参加者さんも報告・連絡・相談はきちんとしましょう!
参加する側も不明点があれば問い合わせるのが良いですが、参加者から問い合わせがある前に主催からアナウンスがあるのが望ましいです。
また、参加者さん側もお問い合わせをする際にはホームページや専用アカウント等の要綱に必ず目を通しましょう。
・主催さんに求めるのは、緊張感
たとえ仲がいい人同士でも、メールなどのやりとりはキッチリ緊張感をもって行って欲しいという意見がありました。
私も「親しき仲にも礼儀あり」と思って気を付けております。親しくなかったらもっと礼儀を尽くすべきです。
同人活動は楽しい趣味ですし、アンソロジーは楽しい企画かもしれません。
しかし、参加者さんをまとめ、原稿をあずかり、イベントで本を発行するという一連のプロセスはさながら仕事です。プロジェクトです。
関わる人たちには敬意をもって、丁寧な連絡を心がけましょう。
複数人いる参加者さんそれぞれに対応を変えていると、どこかでその対応の差に不満が出るかもしれません。
普段タメ口で話すような仲でも、アンソロの業務連絡は全員に平等に・フラットに送りましょう。
私はメールの前半を業務連絡、後半に個別の連絡を記載するなどしています。
メールが硬くなりすぎるのが気になる場合は、最後に私信として付け加えるといいと思います。
・ジャンル熱を維持してほしい
YouTubeに届く相談や愚痴でなかなか多いのが主催のジャンル移動問題です。
アンソロを主催するからには、主催は普段より周りから見られています。
自分の原稿をお預かりする相手が他のジャンルに熱をあげていると不安になるのは当然です。
みんなオタクなので新しいジャンルや推しに出会ってしまったことを、きっと責めたりしません。気持ちはすごく分かるのです。
しかし、主催は主催です。アンソロジーという企画をやり遂げるまでは、周りが感じる印象を意識する必要があるでしょう。
別のジャンルの話はアンソロ参加者から見えるところでしない(別アカウントでする等)さらにアンソロ関係の発信も欠かさず漏らさず行うという意識が必要です。
別ジャンルの話ばっかりして、アンソロのアナウンスが全然ない、主催アカウントが動いていないとなると参加者たちは不安になります。
繰り返しますが、別ジャンルにはまるのが悪いのではありません。
もし何かトラブルがあった時に「ジャンル熱が冷めたからこうなったの?」「別ジャンルにハマっちゃったからじゃないの?」と言われないようアンソロの作業やアナウンスをしっかりやり遂げることが大事なのです。
私が同じ状況だったら、新しいジャンルに騒ぐのはやるべきことをやり遂げるまで我慢します。
「趣味だし、二次創作だし気楽にやりたい」という意見には同意しますが、自分がちゃんとできていない時に言い訳にしてはいけません。
◆まとめ 聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥
今回は二次創作の同人誌アンソロジーについて、主催さん・執筆者さんそれぞれからとどいたおたよりを元に記事をまとめました。
一番多かったのはやはり「報告・連絡・相談」をきちんとしてほしいという意見でした。
また、不明点や不安点がある場合は何よりまずお互いに問い合わせましょう。
「聞いても良いものなのかどうか」「常識だったらどうしよう」という不安から、問い合わせできずにズルズルと問題を先延ばしにしてしまうケースは、なにもアンソロに限った話ではありません。
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥。主催さんも参加者さんも全員でコミュニケーションをとりましょう!