小さいころ、親に習って武道をやっていました。
その時、親に叩き込まれた言葉が『守破離』という言葉。
守り、破り、そして離れるべしという武道の教えです。
何度も口にしているのでキダチを長く見てくれている方ならどこかで聞いたかもしれません。友達は耳にタコかも。
守破離というのば武術の習得の段階を表すものです。
守:師や流派の教えを守り、基本を徹底的に習得する段階。すべて教え通り、型通りに練習し、基礎を完璧に身に着ける段階です。
破:別の先生の教えや、違う流派、違うスポーツの教えを学び、良いところを取り入れて自身の武術を発展させる段階。
離:一つの流派や先生のもとを離れ、独自の新しいものを確立する段階。オリジナリティを発展させる段階。
小さいころ、ひたすら素振りをやらされながら、このしんどいだけの時間が早く過ぎればいいと思っていました。やはり子どもでしたので、係稽古や練習試合のほうがよっぽど面白かったです。
でも、素振りをサボれば親からは『一本でも多く素振りをした奴が勝つんやぞ』と怒鳴られました。幸い単純で負けず嫌いだったので、そこで逃げ出すわけでも嫌になるわけでもなく、泣きながら竹刀を振っていた思い出があります。
親がやっていたから、という理由で始めた剣道は大学受験シーズンに辞めてしまいましたが、その『守破離』の教えだけはずっと頭の中にあります。
基本なくして応用なし。付け焼刃のオリジナリティはモロい土台の上だと簡単に崩れてしまう。
焦らず、土台から積み重ねる精神は、今思えば親と剣道が育ててくれたんだなあと気づきます。
まずは基本と型をしっかり身に着けよう
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文章を書くなら、文章の基本ルールを覚えましょう。
絵を書くならデッサン力を身につけましょう。
こういう話になると、たまに「でも皆と同じことをやっていたら目立てないのでは?」と、変わったことをやりたがる人の意見が飛び込んできます。
確かに型破りなものは目立ちます。でも、基礎をしっかり身に着けて『型』をしっかり理解していないと、型破りではなく、ただ型の外で筆を振り回している人になってしまいます。
・知っていてあえて外すのか。
・知らずに間違えているのか。
この違いは、基礎を理解し身に着けているかによって出てくると私は考えます。
基礎を学ぶことが面倒だからと、自分のオリジナリティはこれだと、楽なやり方に逃げていないでしょうか。
ひたすら書けば(描けば)上手になるかといったらそうではなく、ずーっと絵の練習をしているフォロワーさんが、一向に上手くならないと悩んでいる様子も見かけます。
多分、自分の絵の何がいけないのかを、客観的に見ることから逃げているんじゃないかと思うんです。しかるべき人に見せれば、何がいけないのかを教えてもらえますし、解決策を教えてもらえると思います。
自分の絵が、文が、下手だと言われるのが怖い、現実を知るのが怖いという気持ちも分かります。でも闇雲に努力するより、努力の方向性が定まっているほうが理解も上達も早いでしょう。
何事も楽な道はありません。
二次創作は趣味だからと侮らないで、基礎からしっかり身につけましょう。
ここまで偉そうに書いておいてなんですが、私もまだまだ勉強不足なところが多いです。でもブログを書き始めたころよりは饒舌になっている気がするし、YouTubeを始めたころよりは、ちょっとだけおしゃべりが上手になったかな、とか思っています。
何事も継続ですね。また一年後くらいに、今より何かが成長しているように頑張ります。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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