オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌

現在YouTubeを中心に活動中です。

物事を多角的に見て同人地頭を鍛える

 こんにちはキダチです。

 ブログやYouTube同人活動について話題にしている人です。

 

 今日は『物事を多角的に見る』ことについて、同人活動に偏ってお話したいなと思います。同人活動以外にも応用できることがあるかもしれません。

 地頭を鍛えるなんてタイトルに書いちゃってますが、私自身も精進している最中です。是非お付き合いください。

 

目次

 

悩んでいると視野が狭くなりがち

 皆さんからのおたよりを読む時、『もう少し視野を広げたら』『違った考え方をすれば』道が開けるかもしれないなと思う事がよくあります。

 それをラジオやブログでお届けしており、リスナーさんや読者さんからは「自分一人では考えつかなかったので助かりました」との声をいただきます。実際、YouTubeの配信ではコメント欄でキダチやベラ以外の方からのご意見が交わされることもあり、色んな人の意見が飛び交っていて私も参考になります。

 私も悩みに悩んでドツボにハマると、一点についてしか考えられなくなることがよくあります。
 ですが何事も視野を広げて別の角度から見れば、違ったアイデアがひらめくことがあります。

 自分一人では『多角的に見る』ことにも限界がありますので、最初は『他人の意見を聞く』『他人の視点を知る』ことによって、自分では見ることのできなかった角度から物事を考える努力をすると良いと思います。
 そういう考え方もあるのか! その発想は無かった! という考えに触れることにより、今度は自分がその発想で考えることができるようになるかもしれません。

 

 人に相談するという行為には色んなメリットがあります。
 自分の悩みを吐き出してスッキリしたり、人に悩みを伝えることによって悩みを整理したり、相手の意見を聞いて新たな見解を得たり。
 自分とは違う意見を恐れず、お友達や家族に相談して別の視点を取り入れましょう。
 

 そしていずれは、大抵のことは一人で考えられるようになるかもしれません。
 他人の力を借りずに悩みやトラブルを解消できるようになれば、自信や自己肯定感にもつながります。
 また、小さなことで悩まなくなり、悩んだとしてもすぐに解決でき、時間を効率的に使えて気持ちも明るく過ごせます。

 もちろん、その領域にすぐに到達できるわけではありません。
 いろんな考え方を知り、それを自分で出来るようになるまでは、とにかく色んな問題にぶつかっては解決(納得)するという経験も必要です。

 私は皆さんから寄せられるお悩み相談について考え、ラジオ等でお話することによって、他の人より少しだけ『問題について考える』時間と回数が多いかもしれませんので、この記事が皆さんのお役に少しでも立てばいいなと思います。

 

 実際に皆さんから寄せられるお悩みをひとつ具体例にあげてお話します。

 

ブクマが伸びないのは何故か

 Pixivなどの投稿サイトのブックマークや評価、TwitterのいいねやRTなんでもいいです。数字が伸びないというお悩みは私のお題箱によく投書されます。

 自分の絵は下手ではないはず、ウケるネタを書いているはず、皆さんはどうして自分の作品が伸びないのかを悩んだことはないでしょうか。

 数字だけが同人じゃない!とか、好きでやってるなら数字なんて関係ない!という考えはここでは一旦置いておきましょう。
 実際、数字が伸びずに悩む方は大勢います。

 

 何故、自分の作品はブクマが伸びないのか。
 その疑問について考える時、皆さんはどのような見方をするでしょうか。
 ジャンルが流行っていないから? 自分の作風が受け入れられていないから? 似たような作風のあの人のほうが自分より上手いから?
 ネガティブなものも含めて色々思い浮かぶと思います。
 

『覇権ジャンルにいるのにブクマが伸びない』というお悩みは私のところによく届きますが、覇権ジャンルだからといって、必ず数字が伸びるわけではありません。

 以前別の記事でもお話しましたが、ジャンルの外にいる人が『流行っているな』と認識する時には既に、そのジャンルの人気は一度天井に達しています。

 ブクマが伸びるのは、『天井に向かっている最中』だと私は考えています。
 天井に達してしまうと読み専の方はお気に入りの作家さんを見つけて、積極的に検索しなくなり、新たな作家さんを開拓しなくなります。
 創作する側の人も、ひととおり交流をして自分の居場所を確保し、一度落ち着いている最中かもしれません。


 最初は検索しまくって手当たり次第ブクマ&フォローをしていた人も、いつか検索をやめ、フォローバックをやめ、今の状態で一度満足します。
 そうなってから参入した人が、なかなか数字でトップに立てないのは『検索・開拓のピークは過ぎているから』だと私は思っています。
 数字が全体的に底上げされる波はピークよりも少し前に訪れるので、ピークに達してからではその波に乗れないのです。
 波がきてからサーフボードを用意してたのでは遅すぎます。
 このキャラ好きかも! このカプすっごい好き! と思って検索をかけた誰かさんの検索結果に自分の作品があれば見てもらえるのです。

 何度か波が来る場合もありますので、めげずに次の波を待つのも大事ですね。

 

あいつの方がブクマが多いのは何故か

 分かりやすいのでまたブクマの話をしちゃいます。

 自分もあいつも、同じ時期にジャンルに参入した。
 なのにあいつのほうがブクマが多い!なんでだ!? と思ったことはありませんか。

 あいつの方が絵が(文が)上手いのだろうか。
 あいつの方がウケるネタをかいているのだろうか。
 あいつの方が投稿するタイミングが良いのだろうか。

 色々考えると思いますが、もう少し別の視点も追加してみてください。
 それは『前のジャンルでの実績』『前のジャンルから連れてきたフォロワー』で差がついているということです。

 Aさん→現在のジャンルに参入するときにアカウントを新しく作成した
 Bさん→前のジャンルから現在のジャンルまでアカウントをそのまま使い続けている

 この二名ではスタートダッシュの条件が違います。
 1からフォロワーを集めないといけないAさんよりも、最初からある程度のフォロワーのいるBさんは、最初の閲覧数を多少は担保できているのです。

 ジャンル移動をきっかけにBさんの作品を閲覧しなくなるフォロワーもいますが、0から始める人よりは閲覧数だけ見れば有利です。
 一度フォローをした人はよほどの事がないかぎりリムーブしないという方もいるでしょう。

 Aさんも、前のジャンルのアカウントで『移動先はこちらです』とアナウンスを出して新しいアカウントへ誘導しているかもしれません。
 ですが、そのアカウントにアクセスしてフォローボタンを押すという能動的な行動をフォロワーさんにお願いしないといけないAさんよりも、フォローしているアカウントが勝手にジャンル移動をするだけのBさんのほうがフォロワーにとってのハードルは低くなります。

 Aさんが新しいアカウントに移行するのをきっかけに、Aさんの閲覧をやめようと思う人も出てきます。その人たちは新しいアカウントをフォローしてくれません。

 同じ時期にジャンルでの活動をスタートした場合、新規の読み手さんを獲得するチャンスは平等かもしれません。
 しかし『フォロワー数』でそのアカウントに興味をもつ人やフォローするかしないかの判断をする人がいるのも事実。
 絵や小説を見るとき、いいね数やブクマ数の多いものはやはり目立ちます。

 フォロワー0からスタートするAさんよりも、もともとフォロワーのいるアカウントごとジャンル移動したBさんの方が、フォローしてもらいやすく、ブクマしてもらいやすいかもしれません。

 

同人活動は数字じゃない!

 ここまでブクマ数の話をしてきましたが、『数字なんて気にならない』『私は私が楽しめればそれでいい』という考えの人もいます。
 それもまた別の視点なのです。

 ブクマ数、いいね数、RT数、フォロワー数などの数字しか見えていない方は『数字を気にせず一人でも創作活動ができる人がいる』という視点をもつとよいです。

 そして、数字を気にしないという方も『数字を気にしてしまう人もいる』という視点をもつと良いです。

 自分と違う考え方の人、自分とは求めているものが違う人の考えを知ることもまた、多角的な視点を養うのにとても良いと思います。

 

多角的な視点を持って地頭を鍛える

 『あの人って地頭がいいよね』という誉め言葉を目にすることがあると思います。
 言われると嬉しいですし、言われたいですよね(私は言われたいです)

 地頭とは、『思考力・発想力』のことです(goo辞書などで調べました)
 勉強ができるとか、知識が豊富とかとは別の話です。

 思考力や発想力は多角的な視点をもつことによって鍛えられると私は思っています。
 自分に見えている世界だけでなく、見えてない部分についても想像力を働かせ、『なぜ?』『どうして?』の答えを探しましょう。
 自分ひとりでは急に視点を増やすことはできませんので、他人の意見を聞くところから始めてみましょう。

 『今はあのジャンルが流行っているらしい』、という事実を目の前にした時『そうなんだ』とそのまま受け止めるのではなく『何故あのジャンルが流行るのか』を考えてみましょう。

 『逆カプのほうが流行っている』と思った時も、『なぜ私はABだと思うのに、BAをかく人が多いのか』と考えましょう。

 『何故あの人はフォロバしてくれないんだろう』と思った時は、自分の気持ちだけでなく相手の気持ちを考えて『通知を切っているから気づいていないのかもしれない』『過去に何か嫌なことがあって、フォローに慎重になっているのかもしれない』と色々考えを巡らせてみましょう。

 

 正解を見つけるのが目的ではありません。時には正解のない問題にぶつかることもあるでしょう(同人活動や人間関係なんてそればっかりです)
 考えることが大事なのです。

 考える力をつける(=地頭を鍛える)ということは、自分の抱える問題を自分で解決・緩和するための力となり、他の誰かにとっての助けにもなり得ます。

 

 いきなり『思考力をつけろ!』『地頭を鍛えろ!』と言われても範囲が広すぎて困ると思います。
 なのでまずは、同人界隈の自分のジャンルや、自分の周りに起きている現象に絞って考えてみませんか。


 視野が広く疑問に気づける人・疑問点をすぐに調べる人は、ただ受け取るだけの人に比べると1つの現象から得る情報量が圧倒的に多いのです。
 その積み重ねが知識となり、その人の教養となっていくのです。

『創作をするには自分には教養が足りない』と考えて、勉強したり、本を読んだり、映画を見たりすると思いますが、それだけでは与えられたものをただ受け取るだけです。
 そこから『何故?』を見つけて自分から調べて考えることで、知識だけでなく思考力や応用力も身に付くのです。

 話題や創作の引き出しとはそういうことです。
 詰めるだけ詰めておいて、あとで探し出せないようではその引き出しは機能しません。

 この記事をここまで読んでくださっている方は、同人についてお悩みの方、または私のブログやYouTubeを普段から見てくださっている方だと思います。
 せっかくですので、一緒に同人界隈に範囲を絞って、色々と多角的に考えてみましょう。一緒に同人地頭を鍛えましょう。

 地頭を鍛えれば、いつか同人活動以外でも活かせますよ!

 なんだか偉そうに色々語ってしまいましたが、実際わたしは皆さんからいただくおたよりに様々な問題提起をしてもらって鍛えてもらっている側です。
 本当にありがとうございます。
 よかったら他の記事やYouTubeなどを見てもらって、いろんなご意見や体験談をお寄せいただけたら嬉しいです!


 この記事が、読んだ人に何かをちょっとでも与えられていたら嬉しいです。

 お読みいただき、ありがとうございました! 

 

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