オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌

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二次創作における語彙力アップ法をリスナーさんと共有しました!

 この記事は、二次創作小説を書く上でとっても欲しい「語彙力」についてお話しています。
 YouTubeのラジオリスナーさんからおたよりを募集して配信もしたので、そちらのアーカイブも是非ご覧ください。

 それでは早速、キダチ的語彙力アップ法のお話をします!

 

目次

 


辞書を引く習慣をつける

 単純に語彙を増やすなら辞書にまさるものはないとおもいます!
 その語彙を使いこなすセンスについてはまた違う話ですが、単純に知っている単語の数が多いとそれがそのまま力になります。

 学生の時、英単語の暗記と書き取りをたくさんした方もいると思います。
 語彙そのものを増やすならやはり辞書。
 言葉だけでなく、その言葉の由来や用例、誤用についても併記されていることが多く印象に残りやすいです。

 ラジオのおたよりでは、ツイートする際でも「なんとなく使っている言葉」については意味を調べ直すという方もいらっしゃいました。
 誤用で恥をかかないためにも、素敵な習慣ですね。

 

実際に「嬉しい」を辞書で引いてみた

★嬉しいの意味(Google検索辞書)
(思い通りになって)晴れ晴れとした、またははずむような、よい気持だ。


 この意味を見たとき、「思い通りになった」から「嬉しい」のだというプロセスを始めて意識しました。
 もちろん「思いがけず」嬉しくなることもあると思いますが、そういう例外について考えるのも面白いです。


 とにかく辞書や類語辞典は活用している方が多いみたいですね。

 わたしは辞書をひくことはもちろんですが、小説の語彙やセンスは小説から学ぶのが手っ取り早いと思ってます。
 でも「小説を読みましょう」だけでは既に実践している方も多いと思うので、ここからは私が普段意識している事の話をします。


言葉を観察する意識をもつ

 読書の習慣がなくても、ふとした時に触れた言葉を意識してインプットしてるだけでも語彙は増えます。
(言わずもがな、読書の習慣がつくとなおよいですが)

 たとえば「夏」を表現する色んな言葉を知っていると、「夏」という言葉をつかわずに「夏」を表現できます。

・夏に咲く花を知っている
・夏の行事を知っている
・夏になると髪を結い上げている人や、半袖になる人が増えるのを知っている

 舞台が日本(自分の住んでいる環境に近い)なら、自分の生活のなかに活かせるものはいっぱいあります。

 

 そしてもうひとつの例です。
 主人公が駅前で友達と待ち合わせているシーンを書く時、駅前には普通なにがあるのかを思い出さないといけないです。
 その時、景色にうつるものひとつひとつの名前を知っていると解像度が上がります。

 

たとえばこちらの風景をご覧ください。

 

 この、駅前にある「となりの建物へ連絡する橋のような広い建造物」のことをなんていうか知っていますか?
 私も創作をきっかけに知ったのですがペデストリアンデッキというんです。

 ペデストリアンデッキとは、広場と横断歩道橋の機能を併せ持ち、建物と接続して建設された、歩行者の通行専用の高架建築物と説明するそうです。

 だからなんだ?という話かもしれませんが、こんな風に意識しないと知らない言葉って結構あると思うんです。
 ペデストリアンデッキという言葉を直接創作の中で使うかどうかは分かりませんが、単純にこのことを知っているということが自分にとっての「ひとつの語彙」になるのです。

 

 言葉に出会うには、色んな場所に行き、色んな経験をすることも重要です。
 そこで出会ったものの「名前」を知ることが語彙力アップの手軽な方法のひとつです。

 当然ですが普段駅を利用しない人よりも、毎日駅を使う人のほうが駅前の風景への理解が深いでしょう

 当然自分の経験ができることには限界がありますが、他の創作物での疑似体験はいくらでも可能です。
 ドラマやアニメで、登場人物の家庭事情、仕事、言葉遣い、表情、背景、小物を注意深く観察するのもよいですね。


暇なときは言葉のスケッチをする

 上記の「言葉の観察」の発展形です。外で待ち時間が発生したときなどに、目の前の風景を文章で描写しましょう。それを、「言葉(文章)のスケッチ」というそうです。

 私は言葉のスケッチをその場ですることもありますが、よーく風景を観察しておいてあとで思い出して表現することもあります。
 目の前の景色や、あのとき見た景色を小説で表現するとしたら?と考えてみると、意外と知らない言葉があることを自覚でき、調べるきっかけになります。

 家にいるときは自分の部屋の様子を文章で描写してみましょう。
 ドラマやアニメの展開を、自分でノベライズにしてみるのも楽しいですよ。


類語辞典はその場しのぎで引かない

 いつも同じような言いまわしになってしまうとか、もっと他に良い言いまわしないかな?と思った時にお世話になるのが「言葉選び辞典」「類語辞典」です。
 とても便利ですがその場しのぎ・その場限りにしていると頭の中に蓄積されません。

 同じ言葉を何度か使用したり、他の用例を考えたりしましょう。
 類語辞典を引いた履歴を自分で作るのも効果的です!
 時々見返して、自分の言葉にしていきましょう。


 さらに採用しなかった他の類語についても興味をもちましょう。
 ついでに他の語句を覚えることができるのも、類語辞典や言葉選び辞典のいいところですね。

例)「照れる」「照れ笑いをする」の言い換えを調べよう

・恥ずかしそうに笑う
・くすぐったく思う
・面映ゆい
・はにかむ

 

 これだ!と思った言い回し以外も「いつか使おう」と思ってインプットしておくのも大事です。


出会った言葉はストックする・使う

 リスナーさんからのおたよりで多かった意見です。
 それは「いいな」と思った単語や言い回しをメモしておくこと。
 いつか自分の言葉にアレンジして小説に活かせるといいですね。

 ただし、出典も一緒にメモしておくことが大事です。
 他の小説の一文をそのまま使ってしまうと盗用になるおそれがありますし、気づく人は気づきます。

 メモするものはなんでもいいですが、専用の薄めのメモ帳を手帳に挟んでおくのがおすすめです。いつでも持ち歩けて負担になりません。
 その日読んだ本と一緒に、手帳の日記部分にメモするのも読書記録になっていいかも。

 デジタルで管理するのもおすすめです。
 LINEのキープメモチャットワークの自分用のスレッドに、言葉や写真をぽんぽん投げて置くのもいいです。
 テキスト入力だけでなく、素敵だなと思って撮影した写真も送れるのがポイントです。


漫然と過ごさない

 語彙は一朝一夕では身に付かないです。
 何でもない時間をどう過ごすかで他と差がつくのではないでしょうか。
 なんでも創作の材料になるので、色んな事に興味をもちましょう!


たとえば…
・電車の窓の外を観察する
・電車内にいる人を観察する(職業・どこに何をしに行くのかを想像する)
・いつもと違う道を歩いて帰る
・道の看板を注意深くみる
・普段はクリックしないニュースを見てみる
・なんとなく聴いてる曲の歌詞カードをみる

 

 などなど、案外お金をかけずにできることは身近に沢山あります!

 おすすめは歌詞カードを見ることです。比喩や詩的な表現にあふれていますからね。

 

表現力・センスは次の段階

 語彙を蓄えたら、次はそれを活かす表現力とセンスが欲しいですよね!
 近日中にそっちの特集もしたいなと思っております!

 語彙力アップ法をまとめますと、

・辞書・類語辞典の活用
・小説など本を読む
・生活の中で言葉を知る
・色々な経験をする
・色々な場所へ行く
・色々な作品をみる

 というところでしょうか。シンプルですね。

 語彙は知識と経験に紐づきます。
 手っ取り早く語彙力マスターにはなれないんですね。
 裏技や魔法が欲しいところではありますが、残念ながらそんなものはありません。
 しかし、近道はあります!
 自分にあったやり方で勉強していきましょう!

 

 

こちらの動画もご覧ください!

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