こんにちは、キダチです。二次創作で同人小説を書いている者です。
趣味で書いているので、楽しく書けるのが一番嬉しいのですが、やはり感想をいただいた時の感動はひとしおですよね。
私はよく、いだたく感想のなかで「キダチさんの文章は読みやすい」「読んでいて情景が浮かんできます」とよく言われるのです。
どちらも嬉しい感想なのですが、本当に毎回といっていいほど『よく言われる』ため、なぜだろうと自分の文章について考えてみました。
参考にしているのはだいたい映画
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考えるまでもなく、おそらく「情景が浮かびやすい」のは映画という「映像作品」を参考にしているからかもしれません。
そして、「読みやすい」のは見た映像を「自分が知っている言葉」で表しているからかも。
「自分が知らない言葉は読者も知らない」というのが私のポリシーです。
読者が知らない単語を使うという事は、読者の頭に「?」を浮かべてしまい、読むテンポを遅くしてしまうと考えています。
分かりやすい言葉で、すいすい読めるほうが、二次創作は楽しいんじゃないかなって思うんです。
※この考え方は人それぞれで、もちろん溜め息の出るような美しい言葉の羅列を上手に書かれる方もいますので、お好みで参考にしてくださいね。
話は逸れましたが、私の文章は、私をよく知る友人には「映像的」と言われます。
情景描写や、人物の見た目や表情の描写が多いのです。
対して友人は心理描写が多いので、私は彼女の文章については「画面が止まったままここまで文章が続くのがすごい」と評価しています。
わたしは頭の中に映像を思い描いて小説を書いているので、人物のモノローグや心理描写が長く続くと「脳内の人物が動かず止まっている」ことになってしまい、なんとも心地が悪いのです。
小説だから別に変じゃないはずなんですけども。
主人公に考え事をさせている間も、どうしても主人公の動作や部屋の様子などを書いてしまうんですね。
心境や心理、考えていることの結論をそのまま描写せず、行動や仕草で表すのも好きです。
「同意した」と書くのではなく「頷いた」と書く。
「照れた」と書くのではなく「頬を染めた」と書く。
「悲しんだ」と書くのではなく「目尻から涙が一粒落ちた」と書く。
簡単な例ですがこんな感じです。「見たまま」「思い描いた映像のまま」を言葉にするのが好きで、得意なような気がしています。
映像から、空気感やスピード感、言葉で言い表せない「エモさ」などを感じたとき、それを「言葉にする」作業をすることで、私の小説はできている気がします。
小説を読めば、単純に語彙力は増えるかもしれませんが、覚えたフレーズをそのまま使っただけでは「借り物」の言葉になっていまいます。
けれど、どこかで覚えた言葉を、思い描いた別の映像に当てはめれば、それは借りてきた言葉ではありません。
自分の中にある「知っている」言葉を使うことで、付け焼刃ではない心から出た言葉を使うからこそ、読者さんに伝わりやすいのかなあと思いました。
このアクションシーンのスピード感、鬼気迫る感じは文章にするとどうなるんだろう。
この女優さんのこの笑顔、文章では表現しきれないなあ(でも表現したい)
この無言のシーン、小説ならどういう表現をするだろう。
そういう興味の積み重ねで、今の自分の文章が出来上がっているんだなあと思い至りました。
詩的な文章を書くのは苦手ですが、分かりやすいよく使う言葉で、読者さんの脳内にスムーズに推しカプの様子が浮かぶ文章を書いていきたいなあと思いました。
文学的な、詩的な表現を覚えたいのでしたら、やはり小説を参考にするのが良いのではないでしょうか。
映像・文章どちらの参考にもなるのは、映画作品とノベライズ作品を並行して楽しむことですね。何度か紹介していますが、映像と文章を読み比べるのはとても楽しいですよ。
たとえばアニメ映画ならこういうの
「天気の子」映像
「天気の子」Blu-rayスタンダード・エディション【Blu-ray】 [ 本田翼 ] 価格:4,224円 |
「天気の子」ノベライズ
価格:660円 |
これは私の趣味ですが……。
アクション系推しカプを書くならこれが参考になります。
Mr.&Mrs.スミス 映像
Mr.&Mrs.スミス <日本語吹替完全版>【Blu-ray】 [ ジョン・パウエル ] 価格:1,650円 |
ノベライズも出ています(もう新品はなかなか無さそう)
【中古】【全品10倍!3/10限定】Mr.&Mrs.スミス プレミアム・エディション / ダグ・リーマン【監督】 価格:448円 |
是非参考にしてみてください。
映画とノベライズ両方出ている作品で、オススメがあったら教えていただきたいです。
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