オタク女の手帳 腐女子と小説と二次創作同人誌

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アンソロや神絵師の解釈を大絶賛する空気が苦手? ネットの本音と建前

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 コミュニケーションは我慢

 

 こんにちはキダチです。

 今まで色んな方の相談を受けてきました。

 その中でも今回は以下のようなご相談をピックアップしてお話します。

 

 神絵師・神字書きと言われる人がちやほやされていて居づらい

 アンソロの話題で盛り上がっていて乗れない

 公式の展開を絶賛できなくて話題に乗れない

 とある解釈や作風が流行っていて乗れない

 私だけが違う意見を抱えているようで辛い

 

 こんな感じの「私だけ意見が違うの?」と悩まれている方のご相談をよく受けるのですが、そういう方に「みんな本当にそう思ってると思いますか?」と聞いてみるとハッと気づきがあるみたいです。

 今日はそういう視点のお話。

 皆さん見えているものだけを受け取って精神を削っていませんか?という感じの話です。

 

リアルもネットもみんな本音で話してない

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 誰かと仲良くしたい。本音で話せる相手を見つけたい。界隈で上手くやっていきたい。

 交流をしたいと考えている方は、同じジャンルやカップリングの人とどうにか仲良くなりたいと日々頭を悩ませていると思います。

 できれば本音で、自分と同じ意見の人を見つけて仲良くしたいと誰もが思うはず。でもそんなに簡単には見つからないんですね。

 何故か。皆本音で話していないからです。

 

 同じカプ内でアンソロ企画が発足した!みんな絶賛して盛り上がってる!

 でも私は納得いかない……。そんな経験ありませんか?

 同じように考えている人に本音を吐露したい……でもあの人もこの人も、大好きなあの人まで絶賛してる。自分だけ取り残されたみたい。そう考えて落ち込んでいませんか?

 

 自分とは反対の意見で盛り上がっている空気に落ち込む気持ちは、よく分かります。しかし考えすぎないように気を付けてください。

 それらは100%の本音ではない可能性もあるのです。

 

 Twitterは社会です。周りになじみたい、溶け込みたいと思うなら、『とりあえずその場の空気に合わせなきゃ』と思う人もいます。

 

 たとえば一緒にご飯に行くグループのお友達みんなが「このお料理おいしい~!」「でしょ~! レビューめちゃくちゃ良くてさぁ」と絶賛している中、自分だけが「え? そんな大したことなくない?」とか「私はまずいと思う」とか言いますか?たとえ美味しくないと思っていても、一旦は周りの意見に合わせるでしょう。

 

 そして帰り道などでグループ内の誰かと二人きりになったとき、「実はあのお店の料理、そんなに美味しいと思わなかったんだ」と本音を話してみたとします。

 そうすると相手が「実は私も。よかった~皆美味しいって言うからさぁ」と共感してくれることがあると思います。

 グループでいるときは空気を読んでいたんだなあという感心と、実は同じ意見だったという安心感で、その人との距離が少し縮まると思います。

 

 もしその人が美味しいと思っていた側の人だとしても、1対1なので対等に話せます。「じゃあ次は他のお店にしようか」って言ってくれるかもしれませんし「私は美味しかったけど、たとえば何が苦手だったの?」と寄り添ってくれるかもしれません。

 本音を話してみて意見が違っても、1対1なら相手の表情や雰囲気にだけ気を付けていればいいので、会話をしやすいです。

 

 Twitterも同じ。周りが絶賛しているものに対して、本音ではないけどとりあえず盛り上がっておこうみたいに考える人はいます。

 オフ会やアフターなどで同じテーブルを囲んだ人が「●●さんのあの作品最高でしたよね~」なんて言ってたら、とりあえず笑って座ってるでしょう。

 その空気についていけず、たとえ交流のためでもウソはつけないタイプの方は、黙っていると思います。

 Twitterならそっと閉じてると思います。

 盛り上がっている表面の様子だけを見て「皆が賛成している」と勘違いしないように注意してください。

 

 

本音で話せる相手はいきなり見つからない

 

 さまざまなご相談を受ける中で感じるのは、「仲のいい人が欲しい」と考えるあまり、いきなり本音をさらけ出せる人を狙い撃ちしようとする人が多いなあということ。

 周りに合わせて盛り上がっている上辺だけの言葉を見て「あの人は私とは意見が違うなあ」と決めつけてしまう人が多いなあということ。

 

 先ほども言った通り、周りに合わせてとりあえず同調してるだけで、本音は違うという人は必ずいます。

 そして、その本音は信頼できる人にしか話さないという方も多いでしょう。皆そういう人を見つけるために、一旦は輪の中へと飛び込むのです。

 

 最初から丁度いい相手は見つかりません。さまざまな人と交流し、相手の出方をうかがい、ちょっとずつ本音を吐いて「ここまでは話せた」「ここからはまだ話せない」と調整する必要があります。

 Twitterのフォロワーたちは、同じ作品やキャラが好きという共通点が他より1つ多いだけの、他人と他人です。

 同じカプが好きというだけで仲良くなれると心のどこかで期待していませんか? だからその期待を裏切られたり、うまくいかないことがあると落ち込むのです。

 

 リアルの人間関係に疲れてネットに逃げてきた人には酷かもしれませんが、ネットもしょせんは人間の集まりです。

 コミュニケーションからは逃げられません。

 交流をして沢山の人と関わりを持ちながら、話しやすい人・本音が近い人を探すことが必要です。友達が欲しいなら、その手間をサボってはいけません。

 交流に必勝法は無いのです。

 

 

交流を完全に断っている?壁打ちの人の事情を想像してみる

 

 ちょっと話は逸れますが、フォロー0の壁打ちの人ってかっこいいですよね。

 交流してなくても、人と共有してなくても作品を作り続けられるなんてすごい、と思いますよね。

 しかし、見えていること以外の事情が壁打ちの人にはあります。

 何故フォロー0という極端な行動に出ているのか想像してみてください。

 

 たとえばそのアカウントでは交流を求めていない人もいます。

 リアルの友人関係が充実しているとか、他に交流用のアカウントがあるとか。

 なんでも話せるオタク友達が既にいるとか。

 

 過去に交流関係でトラブルがあり、交流が嫌になっている人もいます。

 前のジャンルで人間関係に疲れ、新しいジャンルでは交流せずに壁打ちになろうと思ってそうしている方もいると思います。

 傷つくのが怖くて交流を閉ざした人もいるでしょう。

 

 淡々と作品だけをアップして自分の事情を一切呟かない人に対して「交流しなくても作品を作り続けられる強い人だ」と勝手に憧れていませんか?

 壁打ちとはコミュニケーションを拒絶するための体裁という可能性もあるので、蓋をあけてみれば臆病な方だったり、コミュニケーションが上手でなかったりします。

 

 フォロー0、リプ通知を切っている、それだけ見ると冷たく見えるかもしれませんが、もしかしたら誰も傷つけたくない極端に優しい人かもしれませんし、傷つきやすい繊細な人かもしれません。

 

 見えない部分の事情を想像してみるクセをつけてみましょう、と提案したところで話を戻します。

 

見えない部分を想像しながら人を観察してみよう

 

 Twitterは表情が見えないので本音を読むのが難しいですが、よーく観察してみると界隈で盛り上がっている空気に「乗っていない」人を見つけることができると思います。

 皆が絶賛しているように見えて、じつはその話題になると浮上しなくなる人がいるとか。

 人からリプライされたときだけ「いいですよね!」って言ってるだけで、自発的には意見を言わない人とか。

 そういう人はもしかしたら、本音のところでは「賛成」していないかもしれません。

 もちろん大絶賛している人の中にも本音は違う人もいると思います。本音を隠すのが上手すぎる人もいます。

 考えすぎると疑心暗鬼になるかもしれませんが、少しだけ人の裏側の事情を想像してみませんか?

 

 同人女の感情」のおけけパワー中島(コミュ強で神字書きの友人がいてアンソロの主催とかもしちゃう系のオタク)も、裏では「調子に乗ってる」等と言われて落ち込んでいるような描写がありました。

 悩みがないようにふるまうのが上手なだけで、おけけパワー中島も人間ってことですね。

 

 グループでいると空気を読む必要が出てくると思うので、1対1の状況を作るのがおすすめです。

 気が合いそうな人がいたらもくりを開いて1対1になった瞬間を狙うとか、1対1での通話を申し込む等して、ちょっとずつ本音を探ってみてください。

 関係ができていない人にいきなり本音を聞くと嫌われてしまうので、距離は徐々に詰めていきましょう。

 

 

コミュニケーションをサボらない

 

 ここまで読んで、ウヘェ……と思った方もいると思います。

 ネットでは現実逃避したい、ネットでまで人に気を遣いたくないって正直思いますよね。できれば本音をぶちまけて生きていたい。

 ネットとはいえ相手は人間なので、残念ながらリアルの交流とそんなに差はありません。

 

 『気を遣わなくていい楽な相手』を見つけるために、みんな最初は気を遣って苦労をしているのです。

 友達が欲しいなら、コミュニケーションをサボらないようにしましょう。

 

 

 いかがでしたか? これらはあくまで私の考え方なので、参考になりそうな部分だけを自分に合わせてみてくださいね。

 ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

 

 

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