同人誌を手に取ってもらうには?
Twitterのフォロワーに小説を読んでもらうには?
同人小説書きなら誰もがぶつかる悩みだと思うのですが、こういうブログを書いていると、直接メールなどで「私の同人誌ぜんぜん売れないんですけど」「私の作品を誰も読んでくれない」といった趣旨のご相談を受けることがあります。
そういう相談を受けた時にいつも思うことがあるのですが、大抵そういう相談者さんって話をきいてもらいたいだけだったり、今のまま努力せずになんとなくちやほやされたいって思ってそうな人ばかりなんです。
自分の同人誌が売れない理由について冷静に分析し、前向きに改善していける人は、わざわざ私に相談なんてしてきません。
相談してくる人はたいてい、「私の小説なんて誰も見てない」「書いたってどうせ見てもらえないし」というネガティブスパイラルに陥っています。
そして、「私なんてどうせ」と思っている方は、私が何をアドバイスしても響かないのです。
アドバイスしても言い訳をするだけ。
でも、どうせ、私なんて、と言うだけでアドバイスを前向きに受け入れてくれないのです。
本人に改善する気がないと、アドバイスも意味がありません。
そういう人と話すとだいたい透けて見える本心が「努力せずにちやほやされたい」「今のままの自分で受け入れられたい」という都合のいい考えなのです。
ネガティブツイートが目立ち、本の魅力を半減しているなあと感じる方には「ネガティブツイートが人を遠ざけているかも」とアドバイスしたのですが、「Twitterは吐き出す場所なのでやめられません」と言われました(気持ちは分かります)
表紙を工夫するとか、宣伝方法を工夫するとか、そういう具体的なやり方のアドバイスをしてみても、これまで積みあがってきた劣等感が邪魔をするのか「努力しても意味がなかった時が怖い」と言って努力しないのです。
いや、やってみてから言ってくれよ。
なんとかしたいから相談してきたのではないのでしょうか。
どうしたらいいかを聞かれたから答えたのに「結果が出なかったら?」って聞き返してくる。結果が出るまでやるんだよ。
あなたは悪くない、売れないのは周りがあなたの作品の魅力に気づいていないだけで、あなたはそのままでいい。いつかきっと見てもらえる日がくる。そう言って欲しいのでしょうか。あなたが今のまま変わらなければ、周りも変わりません。
自分から動かなければ、あなたの作品は見てもらえるタイミングを逃します。
旬ジャンルはいずれ旬が終わります。旬を過ぎた作品は見られなくなっていって当たり前だからさらに努力が必要です。
周りの環境を冷静に分析し、現在の自分の作品の閲覧数や発行部数が適切かを分析し、需要にあった供給をする。
どこまでいけばあなたは満足するのか、はっきりと目標値を決めておきましょう。
旬を過ぎたジャンルのマイナーカプを扱っているのに、大手と比べて落ち込んでいる人は、落ち込み方を間違えています。
そんなの、差があって当たりまえなのです。
マイナーカプを布教しまくって、大手に負けないくらいの旬カプにしたい!その意気込みは素晴らしいですが、無理です。空気の薄い場所で花を育てるようなもの。
旬を過ぎているし、マイナーだし、これくらい売れれば充分だろう。
というように、少し努力すれば達成可能な目標を設定し、「できた」「うまくいった」という小さな成功体験を繰り返しましょう。
同人誌に限らず、仕事や他の趣味でも「意外とうまくいった」「案外大丈夫だったな」という体験を繰り返せばだんだんと自信になっていきます。
ここまで大丈夫だったから、次はもう少し先へ。と、だんだん目標を高くしていけばよいのです。
今、自分が作品を書いているその界隈では、どれくらいのブクマが普通なのか。
あなたは数が欲しいのか、好きな作品をただかいていられればいいのか。そのあたりを一度ゆっくり考えてみてください。
考え、努力しないとあなたの作品の閲覧数は伸びません。
ここまで読んで「めんどくさい」と思うのでしたら、そのままただ創作すること自体を楽しんでください。数に左右されないでください。
もし少しでも閲覧数を伸ばしたい、部数を多く発行して多く手に取ってもらいたい。
そう思うのでしたら、めんどくさがらずに考えてみましょう。
ありのまま、努力せずにちやほやされるのは、一部の天性の才を持った人だけです。
そういう天才ですら、努力を怠ればいずれ飽きられるでしょう。
どうせ私なんて、とか、感想が1通もこない、とか嘆く気持ちもわかりますが、なぜだろう?どうしてだろう?と考えることから次の一歩が生まれます。
どうか考えることをやめないでください。考え続ける人になれれば、きっと人のアドバイスも受け入れられるようになるはずです。
キダチも、僭越ながらマシュマロなどで同人活動に関するご相談を受け付けております。ぜひ、声を聴かせてください。
YouTubeのラジオや、ブログの話題にさせていただくことも、あるかもしれません。
今回の記事は少し言葉が強くなってしまいました。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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