同人イベントに出たはいいが1冊も売れない!
売れたけど思ったより全然でない……。
そんな風に落ち込んでこの記事にたどりついた方、一緒に「何故売れなかったのか」について考えましょう。
色々思いつく原因を挙げてみたので、お心当たりがある部分がひとつでもあれば幸いです。
目次
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「面白そう」だと思われていない
同人誌というのは、Web再録でない限りは買わないと中身を読むことはできません。
立ち読みはできますが、じっくり読むのは買ってからですよね。
ということは、最初のハードルは手に取ってもらうことになるわけです。
面白いかどうかは読んでみてからの話なので、まずは面白そうだと思ってもらい、手にとってもらう必要があります。
つまり、本が全然売れなかった原因として、面白そうだと思われなかった・興味を持たれなかったということが考えられます。
まずは「面白そう」だと手に取ってもらいましょう。見本誌の立ち読みも、まず惹かれないと手に取りません。
本当に面白いかどうかは二の次のことです。
しっかり宣伝をする
面白そうだと思われるためには、本の中身を想像できるような宣伝が必要です。
イベントに参加して本を出すことを、ちゃんと宣伝しましょう。
そして、新刊はどんな内容の本なのか、どういう人に読んで欲しいのかをしっかり告知しましょう。
自信をもって告知をすることも大切です。
面白そう!是非買いたいと思ってもらえるよう前向きに宣伝するのが大事です。
ジャンルのルールに従い、検索にかかるワードを使ったり、より検索されやすい時間帯や曜日を狙うのもいいでしょう。
イベントが日曜日にある場合、金曜と土曜はサンプルやお品書きの検索が盛んな印象があります。
暗い話やバッドエンドの本でも、そこに惹かれる人はいます。
どんなお話かを分かりやすく、自信をもって宣伝しましょう。
ディスプレイを工夫する
当日イベント会場では、自分のスペースの設営も工夫しましょう。
理想は、本を手に取らなくても本の内容が分かる展示をすることです。
見本誌を手に取る勇気がない人もいます。最近は感染症などを警戒し見本誌を取らない方もいます。
見開きのページの展示や、あらすじのポップの展示、ポスターに表紙イラストを大きく掲げるなど、見やすさを工夫しましょう。
大事なのは、当日初見の方が立ち止まってくれる展示を意識することです。
参加者さんはWebのお品書きを見て来る人ばかりではありません。
普段のWebでの活動も影響する
普段pixivやTwitterに上げている作品が支持を得ていると本は売れやすいです。
また、人柄が好かれていても売れやすいです。誤解を恐れずに言えば交流大手というやつですね。
逆に言えば、Webに上げている作品があまり評価を得られていなかったり、Twitterでの発言などで反感を買いやすい方の本は売れにくいこともあります。
ただ、会場にいるのはWebでチェックしている人ばかりではありませんので、Webでやらかした~~~と落ち込んで全部終わったと思わないようにしましょう。
会場にいる初見さんはフラットにあなたの作品を見てくれるかもしれません。
実際に作品に魅力がない
あまり考えたくはないですが、有り得ないことはないです。
自分の作品が実は面白くないのでは……?と思ってしまうと心折れますよね。
イベント会場で立ち読みをされた場合や、普段ネットにアップしている小説を読まれたり等、あらかじめあなたの作品の中身に触れる機会があった場合、その時点で作品に魅力を感じてもらえなかった場合は購入に繋がりません。
また、本を出すのが何回目かの場合、前回の作品がいまいちだったということも有り得ます。
前回の作品が面白かったら、今回の作品も買ってもらえる場合があります。
つまり、逆もあり得るというわけです。
実は自分の作品が面白くない? 次もまた読みたいと思ってもらえていない?
そう思ってしまったら、自分の作品を磨くしかありません。
需要が少ない
二次創作は単純に、上手い=面白いというわけでも、上手い=売れるというわけではありません。
売れなかったからといって面白くなかった訳ではない場合もあるので、考えが偏らないように気を付けましょう。
たとえば、カップリングがマイナーであったり、シチュエーションやコンセプトがニッチであったりすると、間口が狭まりますので当然売れる部数は少なくなります。
万人受けするものが必ずしも良いわけではありませんが、万人受けするものは売れるのです。
自分より絵や文が下手だと思っている人の作品が売れている場合、かなり悔しい思いをするかもしれませんが、技術で勝っていたとしても、需要では負けている可能性があるのです。
ジャンルやカプの人口が減った
自分に思い当たる原因がないのに何故か売れないという時、ジャンル自体の人口が減っている場合があります。
聞くところによると、ジャンルから人がいなくなる場合はまず読み手から減ります。
創作側は半年先のイベントに申し込んで原稿をしたり、描きたい話を描ききるまでは同じジャンルで創作を続けたりもしますが、読み手さんはフットワークが軽いです。
いいと思ったジャンルにはすぐに移動できます。
さらに、読み手さんのお財布も無限ではありません。好きなモノから優先して購入し、買える範囲から漏れてしまったものは買いません。
いくら好きだからといっても、全部買えるわけではありません。泣く泣く諦める場合も多々あるのです。
創作する側は盛り上がっていてスペース数も変わってないのに、なんか人出が少ない……と思ったら、読み手さんの移動が始まっているかもしれません。
好きなものを創るか・売れるものを創るか
結局最後はこの話になります。
好きなものをかけていれば売れなくてもいいと思う人もいます。
需要が少ないだろうから10冊だけ刷ってイベントの雰囲気だけ味わうか~と考える人もいます。
大事なのは、自分のなかの「好きなもの」と「売れるもの」のバランスを見誤らないことです。
売れないからといって自作に魅力が無かったんだと早合点したり、売れないから創作が楽しくない!と思ってしまったりして、自分のやりたいこと(目的)を見失わないようにしましょう。
自分がこの本を創ったのは売るためか? と今一度じっくり考えてみましょう。
気持ちの落としどころとしては、「自分が創りたくて創ったものだし、あわよくば買ってもらえて誰かに共感してもらえたらラッキーだったな」というところでしょうか。
売れること自体を目的にすると本末転倒というか、二次創作を楽しむための軸がブレてしまうおそれがあるので気を付けましょう。
今回の記事はいかがでしたでしょうか。
お読みいただき、ありがとうございました!
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