他力本願ではなく自発的に
自分で考えを整理できると気持ちが楽になります
ブクマが増えない、友達ができない、本が売れない。
同人活動をしているとそんな悩みは尽きませんが、皆さん、「人に〇〇してもらう」ことばっかりを考えていませんか?
ブクマが増えないから、フォロワーさんにブクマしてほしい。
友達ができないから、皆に話しかけてほしい。
本が売れない……私の本を買ってほしい。
そんなことを考えていてふと思うのです。
人からそうしてもらえるように、自分から働きかけていますか?
自分から何もしていないのに、人にやってもらえると思っていませんか?
目次
「やらない人」にはこちらもやらない
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淡々と作品だけをアップして壁打ちしているアカウントに、話しかける勇気はありますか?
ブクマしてもらう以前に、見つけてもらう努力をしていますか?
本を手に取ってもらえるように、工夫をしていますか?
愚痴の多いアカウント、文句ばっかり言っているアカウント、元気のないアカウントは皆さんに見たくないと思われてしまうでしょう。
情報のないタイトルとサムネイルの作品はクリックされないでしょう。
もう一度読みたい、この人の他の作品も読みたいと思われなければ、ブックマークはされないでしょう。
宣伝やスペースのディスプレイに工夫のないサークルさんでは、足をとめてもらえないでしょう。
どうにも、同人作品をかいているだけで話しかけてもらえると思っている方が多いように思います。
また、同じジャンル、同じカップリングが好きというだけで、話しかけてもらえると思っている方も多いです。
同人界の交流は、実はそんなに甘くはないのです。
同人は『思っていたより楽しくない』
初めて二次創作にチャレンジした人が最初にぶつかる悩みはこれだと思います。
『思ったより見てもらえないこと』
作品をアップすればだれかに褒めてもらえると思っていた。
作品をアップすれば同じカプが好きな人とすぐに仲良くなれると思っていた。
そんな声がそこここから聞こえてきます。
私のブログやYouTubeは、その特性から同人初心者の方や、久しぶりに同人界に戻ってきた方からのおたよりが多く届きます。
とくに同人を始めたばっかりの人が必ず通る道、それが「描き(書き)始めた途端交流がしんどくなった」です。
読み手、読み専のときはあんなに楽しかった同人が、自分が作る側になった途端悩みの種になるんです。
作品を生み出すことの苦しみ、他人と比べてしまう苦しみ、自分の作品へ容赦なくついてくる数字、印刷費と本の売り上げ、他にももっとたくさん。
憧れていた同人作家さんが嫉妬の対象となることもあり、これまで仲が良かったはずのフォロワーとこれまで通り楽しく話せないこともある。
トラブルが原因で居心地が悪くなることもある。
挙げればキリがない、楽しそうに見えるけど実際は厳しいその実態。
同人界ではよくある話でも、初心者の方にとっては当然初めてのことなので困惑してらっしゃいます。
趣味として、ただ楽しいことだけをしたい人にとっては、実はあまり向いていない趣味かもしれません。
原稿のスケジューリングはまるで仕事ですし、ジャンルやカプ界隈の交流は村社会です。漫画や小説の知識、印刷の知識も必要ですし、pixivやTwitterのUIに順応する力、ジャンルや界隈ごとの暗黙のルールも勉強しなくてはなりません。
漫画や小説をかけば私もハッピー同人ライフが送れるわ!とるんるんと飛び込んでしまうと簡単に突き落とされ、受け身を取り損ねるのでご注意を。
じゃあどんな人に向いているでしょうか。
モノ作りが好き!クリエイター気質の人に向いている
楽しくないところばかり挙げても気落ちさせるだけなので前向きな話をします。
同人作家、同人活動に向いている方はクリエイター気質な方だと私は思っています。
難しく考える必要はありません。とにかくモノを作るのが好き!作ってみたい!なら良いのです。
作品を作るのが好き!漫画や小説をかくのが好き!カップリングへの想いを形にしたい!本を作ってみたい!
そういう人なら、「自分が作品を作ること」を一番に考えるので、人付き合いで何か苦労することがあっても、筆を折ることはなかなか無いでしょう。
しかし、同人活動をすれば同じ趣味の人と繋がれるかも……とか、小説を書けば同じカプの人が読んでくれるかも……とか、人との交流を目当てにしていると、思った展開にならなかった時に作品づくりのモチベーションがなくなってしまいます。
「作品を作れば〇〇かもしれない」と、作品づくりが「手段」になっていませんか?
ブクマが増えなくても、マイナーでひとりしか書いている人がいなくても、読んでもらえなくてもなぜか楽しそうな人は、「作品を作りたい」「この妄想をカタチにしたい」という想いが強く「作ること」が目的となっています。
なので作品を完成させた時点でその目的は達成されており、交流やブクマは二の次かおまけなのです。
自分が書いた作品が本になっただけで嬉しい人は大丈夫でしょう。
私は『誰より自分がこの本を読みたい』という想いで執筆しています。
わたしはこのブログやYouTubeでお話している通り、嫌なことやモヤモヤすることもたくさん経験しましたが、やはり小説を書くこと自体が大好きなので、ここまで続けてこれたんだなあと思っています。
自分のジャンルやカプが流行っているかどうかは、本を刷る時の部数を考える時くらいしか気にしないかもしれません。
とはいえほどほどの交流はしたいと思っているので、それなりに猫も被れば宣伝もしますよ。
自分の気持ちを分析・整理しよう
おたよりでは、『ブクマが増えない』『人に読んでもらえない』というご相談が多く寄せられます。その時は宣伝方法やブクマについての考え方を、私にわかる範囲でお話します。
しかし『ブクマが増えない原因は分かってます』と分析できている方から『でもどうしてもブクマが欲しいという気持ちが止められない』という相談もあります。
無理だと自分で分かっているものを、それでもなお求めてしまう気持ちは分かります。ただ、そこまで行くとご自身の気持ちの持ちようでしか解決しようがないです。
キダチにできることは、お話を聞いてさしあげることと、それを共有することです。
私におたよりを送ることで自分の考えていることを文章化し、気持ちを整理できたというお声もいただきます。
また「同じように悩んでいる人がいるんだと分かるだけでありがたい」というお声もいただきます。
頭の中がぐちゃぐちゃしてどうにもならないときは、騙されたと思って自分の気持ちを文章にしてみてください。ぬいぐるみに話しかけることで声に出してもいいです。
キダチへのおたよりを、そのはけ口にしても構いません。気持ちを言語化してみてくださいね。
すべてのおたよりをご紹介できず、いつも大変申し訳ない想いでいるのですが、すべて必ず目を通しています。紹介できなかったお悩みも私のなかに事例として積み重なっていきます。
皆さんから届く声を、私にできる範囲で共有させていただきます。
ブログやラジオを作ることで、皆さんの気持ちの整理のお手伝いができたらいいなと思っております。
「同人楽しいよ!やろうよ!」と無責任なことは言えません。ですが、興味を持っている方の背中を押したり、手をとったりはしてあげたいのです。
同人は苦労も多いし大変だけど、楽しいよ!ってことが言いたいですね。
同人女の感情の煮凝りのようなブログですが、これのおかげで私自身も自分のジャンルでは毒を吐かずに楽しく活動できています。皆さんにとっても、ここがそんな存在でありますように。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!
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