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二次創作の同人小説に反応が無くてつらい!マイナーカプを読んでもらうには?

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 二次創作の小説同人って、なかなか反応がもらえなかったり、褒められないという事で悩んでいる方が多い印象を受けます。

 この記事ではそんな方の気持ちに寄り添い、前向きに考える手助けができればと思っています。

 私も、自分の小説の閲覧数がなかなか伸びず、悩んでいた時期がありましたし、今でも時々悩みます。

 

この記事の内容は以下の通り!

 

・マイナーカプはそもそも全体の人数が少ない

・小説が絵や漫画より不遇なのはあなたのせいではない

「書き手」「描き手」に布教するのは難しい

「埋もれないこと」を武器にするべき

・結局は読んでもらうためのパフォーマンスが大事

 

早速、一つずつお話してまいります。

 

マイナーカプはそもそも全体の人数が少ない

 

 これを言うと元も子もないのですが、マイナーカプは、マイナーというだけあってそもそも人数がいません。

 1000人中100人がブクマをしてくれるのと、100人中10人がブクマをしてくれるのとでは、同じ10%でも印象が全然違います。

 単純にメジャーカプと比べて少ない、と言ってしまうと自分の現状を客観視できていないことになってしまいます。

 

 1000人中50人(5%)が読んでくれる場合と、10人中5人(50%)が読んでくれる場合、後者のほうが割合的には多いです。もしかしたら、そのマイナーカプは、1人のブクマが10人、100人分の効力を持っているかもしれません。

 

 

小説が絵や漫画より不遇なのはあなたのせいではない

 

 小説に比べて、絵や漫画の反応が賑わうのは、仕方がありません。

 誰でも悩むことですが、どうにもならないのです。

 絵や漫画は、Twitterのサムネイル表示の時点で、何が描かれているのかが分かりやすく、興味本位で気楽にタップしやすいです。そして、その瞬間に内容を把握し「良かった!」と言うことが可能です。

 しかし小説はどうでしょうか。読むのに時間がかかり、内容はクリックするまで分かりません。電車の待ち時間、トイレ休憩、ふと勉強や仕事の気が緩んだときなど、ちょっとした時間に読むには長いのです。

 これは、絵や漫画と、小説との間にある、どうにもならない壁なのです。

 

 この件に関して絵師さんのご意見には「絵はどんなに描きこんでもタイムラインで一瞬で過ぎ去って消費されてしまうから、じっくり時間かけて読んでもらえる小説が羨ましい」という声もあります。

 

 

「書き手」「描き手」に布教するのは難しい

 

 作品に充分にブクマがついているのに、読んでもらえないと思ってしまう人の特徴のひとつとして、同人作家しかカウントしていないという現状があります。

 タイムラインにいる、同じジャンルで絵をかいている人、文章を書いている人は、お名前が界隈に広く知られています。そういう人たちにブクマしてもらえたり、感想をもらえたりすると嬉しいですよね。

 しかし、同人作家さんたちは自分の原稿で忙しく、他の作品を読んでいる時間がなかなかありません。

 さらに、自分のカップリングに強いこだわりをもって創作している方が多いため、他の作品、ましてや他のカップリングの作品を読むのには慎重になっています。

 その人たちが、メジャーカプで盛り上がっているところに、マイナーカプを持ち込んで「読んでほしい」と言っても、なかなか手を伸ばしてもらえないのです。

 時間は有限で、大好きなものや優先すべきことに時間を使い切ってしまったら、大抵の人は新しいものに手は伸びません。

 

 しかし本来、同人誌が好きなオタクのなかで、作品をかく人はほんの一握り。残りの多くの人は、読み専です。そういう名もなき人たちのブクマ、見逃していませんか?

 

 

注目すべきは「読み手」

 

 読み専の人たちは、反応や感想を送っていなくても、ちゃんと読んでいます。

 本屋で買った本の感想を、作者さんに送る人はあまりいません。八百屋さんで買ったトマトが美味しくても、わざわざ「おいしかったよ」と声をかけることはしません。

 ですが、本の中に感想を書くためのハガキがついていたら? 八百屋さんの店頭にアンケートが設置されていたら?「ちょっと伝えてみようかな」と思うかもしれません。

 

 読み専の方たちは、あなたが反応を欲しがっているのを意識していないだけなのです。何かきっかけがあれば、感想を伝えてくれるかも。

 私はTwitterのフォローをなるべく返すことと、読み専の方にもリプライを送るなどして交流をしています。

 私の呟きや作品を見たいと思ってフォローしてくれた方が、私からフォローが返ってくることによって「フォロー返しありがとうございます」のリプとともに「いつも小説読んでいます!」と言ってくださることがあります。それを期待してフォローを返していることは否定しませんが、読み手さんもフォローが返ってきたことをきっかけに「感想を伝えてみようかな」と思ってくれていることが分かりやすいです。

 

 読み手さんに注目し大切にして、交流のきっかけを作ってみることも、読者からの声を増やすための行動として良いのではないでしょうか?その中から、素敵な出会いが見つかるかもしれませんよ。

 マイナーカプほど、たった一人の人からの感想がやる気につながったりします。同人作家さんの反応ばかり気にしていた人は、ぜひ一度読み専さんの存在に注目してみてはいかがでしょうか。

 

 

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「埋もれないこと」を武器にするべき

 

 マイナーカプをかくモチベーションにつながる考え方としておすすめなのは「自分の作品が埋もれない」ことを自信にする考え方です。

 マイナーは、自分がマイナーだと言っている時点で「少ない」と思っていることになります。少ないということは、一つ一つに目が行き届きやすいのです。

 

 メジャーカプは、数が膨大なので、読み手さんも選んで読むものを決めます。小説なら文字数、表紙、タイトルなどをざーーーっと眺める中で、目を引いたものを読むでしょう。

 逆に言えば、そこで目立てない小説はメジャーカプにもかかわらずクリックされません。「メジャーカプなのに私の文章は読まれない」という苦しみがそこにはあるのです。

 

 その点マイナーカプはどうでしょう。数が少ないので、すべてに目が行き届く可能性が高いです。読み手も飢えている人が多いため、片っ端から読んでくれる場合が多いです。

 その中で自分の作品が、その読み手さんの心を掴めば、ブクマやいいね、感想などのリアクションにつながります。

 マイナーほどファンが熱心な場合も多く、そのカプを書いてくれる貴重な存在を大切にしてくれたりします。

 

 数ではメジャーカプには勝てません。注目すべきはやはり、読んでくれる方の存在感だと思います。

 100人、1000人とブクマされている方は、ひとりひとりを把握するのは難しいですが、いつもブクマが1桁の場合は「この方いつもブクマくれるなあ」とお名前を覚えることができ、それをモチベーションにつなげることもできるのです。

 

 

結局は読んでもらうためのパフォーマンスが大事

 

 作品を掲載して待っていれば、勝手に検索されて閲覧数が増えるメジャーとは違って、マイナーカプは待っているだけでは見てもらえません。

「読んでください」というアピールはもちろん、その内容を工夫する必要があります。

「どうせ私の作品なんて読んでもらえない」というネガティブツイートなどはおすすめしません。

 ネガティブツイートには、「そんなことないよ」とよしよししてくれる人しか集まりません。自信をもっておすすめしている人のところに、人は集まるものなのです。

 

 また、ただ読んでくださいと言うだけでは、そのカプの魅力は伝わりません。

 みんなオタクですから、自分の興味があること、大好きなこと、例えばソシャゲや漫画の新刊を読むことや自分の原稿に忙しいのです。

 そんな人たちを自分の作品、しかもマイナーカプに振り向かせるには相当の工夫が必要であることを理解するべきです。

 

 「A×Bの関係性が好きで書いています」と言われるより「A×Bに強めの幻覚を見ているんです」と言われたほうが「いったい何書いたんだ?」と興味持ちます。

 

「アニメの●話のAくんとBくんのこの会話が最高」とか「AくんとBくんの関係が尊くて逆にカプじゃねえなと思った」とかの考察ツイートをコンスタントに続けることも、サブリミナル効果があるかもしれません。

 

 文庫本メーカーで作った文章をただツイートに載せるだけでなく、目を引く説明文を添えてみたり、短い時間で読める1ページの作品を載せてみたり。

 考察ツイートが長くなりすぎて「続きは画像で」となっていたり、思わずタップしてしまうようなパフォーマンスを工夫することが大事です。

 

 本気で読んでもらいたい、布教したいと思うなら待たないこと、工夫することが大切です。

 

 ここまでいろいろ書きましたが、同人は結局楽しいことに重点を置くべきです。

 もしあなたが、そのカップリングの作品を書くことについて、楽しいと思えなくなっているなら、一度筆を置いてみるのもいいでしょう。

 自分が楽しんで書けていれば、ブクマなどの反応がなくてもなんとかなります。

 しかし、反応がない、楽しくないとなると、なんのために書いているのか分からなくなってしまいます。

 趣味なので気楽に、自分が楽しめる方法を見つけてください。

 それでも自分は数字が欲しいんだ!という方は、メジャーカプに飛び込んでみるのも手ですよ。

 

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