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ゆるパク?私をネタ帳にするフォロワーに困った話

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目の前の人以外にも聞かれているかも

 

 先日衝撃的な体験談を伺ったので、今日は皆さんにその話を共有しようと思います。

 このお話をブログに書くことについてはご本人に了承を得ております。また、特定を避けるためジャンルについて詳しいお話ができないことをご理解ください。

 

目次

 

 

私をネタ帳にするフォロワーの話

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 自分が話したことや自分が考えたネタなのに、フォロワーにそのままツイートされたり作品にされてしまったことはありませんか?

 また、通話やLINEで話していた企画や計画を、無許可でツイートされたことはありませんか?

 今回お話するのは、そのご相談から伺った、人をネタ帳にする困ったさんについての体験談です。

 白か黒か判定する意図はありません。もともと二次創作なんだから……等の議論のための記事ではありませんのでご了承ください。

 

 このお話の主な登場人物は相談主Aさんと、そのフォロワーBさんです。

 Aさんは交流に消極的でBさんが主なお話相手。

 Bさんは交流に積極的でフォロワーが多いタイプです。

 

 

キャラクター考察や作品の感想をそのまま呟かれる

 

 Aさんは字書きで、作品やキャラクターの考察や感想をBさんと共有するのが好きだったそうです。Bさんと仲が良く、二人でSkypeやもくりを使って、熱く推しについて語っていたとか。

 しかしBさんはAさんの意見やAさんが話した内容を、そのまま自分で考えたかのようにツイートするクセがありました。

 そして、Bさんはそのツイートでフォロワーさんたちから「Bさんの考察いつも深くてすごい」「Bさんの解釈いつも参考になります!」と絶賛されていました。

 私と一緒に話した内容なのに……とAさんはモヤモヤしたそうですが、それでも一緒に通話で共有したことだしなぁと諦めていたそうです。

 

 人と話したことと自分の考えの境界が曖昧になることはよくあります。私自身も、自分から出た考えなのか、他人の影響で得た考えなのかが、分からなくなることがあります。

 しかしAさんにとって、Bさんのそれは意図的なのでは?と思ってしまうような出来事が多々あったそうです。

 

 たとえばBさんは、Aさんを通話に誘ったり食事に誘ったりし、その度に「新キャラのことどう思う?」「この間の映画どうだった?」等感想を求めたそうです。

 AさんはBさんと仲が良かったので、話を聞いてもらえるのが嬉しく、色々とお話したそうです。

 そしてBさんはAさんが話した内容をイラストにし、「〇〇くんってこういう所あると思う!」というAさんが言ったことをそのままツイートし、フォロワーからの「いいね」やRTを集めていたそうです。

 

 話した内容がBさんの物となり、イラストとして投稿されてしまう日々が繰り返されました。Aさんは「どうせまた話した内容を盗られちゃう」と感じるようになり、だんだんとBさんと話すのも会うのも嫌になっていったそうです。

 

 

合作なのに自分ひとりで作ったみたいにツイートする

 AさんとBさんは一緒に作品を作ることがよくありました。主にAさんがネームやシナリオを作り、Bさんがそれを漫画にするという形態をとっていたそうです。

 しかし、Bさんは発行した同人誌の巻末にAさんの名前を載せるのではなく「元ネタ提供ありがとうございます!」と一言だけ載せていたそうです。

 Aさんは、「シナリオ作ったの私だけど!?」とモヤモヤしました。この書き方では、元ネタから作品を起こしたのはすべてBさんととらえられてしまいます。

 シナリオはAさん、漫画はBさんとし、はっきり合作であることを明記してほしかったとAさんは思いました。

 

合同の企画なのに無許可でチラ見せされる

 

 AさんとBさんは通話をしたり、会って話したりするうちに盛り上がり、ある企画を立てました。

 ふたりで面白いことができるぞ!と盛り上がりさっそく計画を立てたそうです。

 ここでは内容をぼかしますが、「一緒に絵本を作る」ような感じと想像してください。

 Aさんが文章を、Bさんがイラストを担当しました。

 作品がある程度形になったら告知したいな、どんなふうに告知しようかなとAさんが考えていたある日、Bさんが製作中の内容を一部「わたし今こういうの作ってるんだ~」とツイートしました。

 Aさんはその相談をされていなかったので驚きました。まだ発表するには早いとAさんは考えていましたし、何より「呟くなら事前に相談してよ!」と思ったそうです。

 

 今までの事が積み重なり「言わなかった私も悪い」と反省していたAさんは、今度こそBさんに言おうと決心し、Bさんに「一緒に作ってるんだから、呟くなら相談して」とお願いしたそうです。

 その時、Bさんから返ってきた言葉は「そのツイート、あんまりRTされなかったから大丈夫だよ」でした。

 何が大丈夫だ!そういう問題じゃない!水面下晒されたで進めていた計画を相談なく晒されたことにAさんは怒ったのですが、Bさんにそれは伝わりませんでした。

 

 これは私の想像ですが、BさんはAさんとの合同企画をツイートすることで、いいねやRTを期待したのでしょう。そこにAさんへの配慮は感じられません。

 承認欲求にAさんの考察力・文章力を利用しているんじゃないかと、この発言からは感じてしまいます。

 せめて「Aさんと一緒に作ってる」くらい言って欲しかったそうですが、それもなくBさんは合同企画さえも自分だけの手柄のように呟いていたそうです。

 

 合同の企画は無事公開されましたが、AさんはこれをきっかけにBさんとは完全に距離を取るようになりました。

 その後も、たびたび「久しぶりに食事に行きませんか」「通話しませんか」等お誘いがあるそうですが、やんわり断り続けているそうです。

 

 

Aさんの想いと反省

 

 BさんはAさんの考察を聞くたびに「私はそんなの全然思いつかないからすごい!」「文字書きさんって語るのも上手ですよね」と絶賛してくれていたそうです。

 褒められるとやっぱり嬉しいですし、AさんもBさんとお話するのが楽しかったそうです。

 しかし、BさんがAさんの考えを許可なくツイートするようになってからは「自分では思いつかないって、自分で言ってたよね」「自分ではシナリオ作れないからって私に頼んだんじゃん」とすべてモヤモヤの材料となってしまい、苦しくなっていきました。

 

 Aさんとしては、話した内容をイラストにするなら一言「Aさんと話してた内容なんですけど」とか「元ネタはAさんです!」等添えてくれるだけで良かったそうです。

 合同誌については、Bさん名義の発行でもいいからせめて末尾に「シナリオ・台詞はAさんです」等クレジットしてほしかったそうです。というか、私はそうすべきと思いますし、Aさんの怒りはもっともだと思います。

 

 距離をとった今でも、Aさんのネタ帳にはBさんと共有した内容が多く、いつ描かれるか分からず怖いそうです。自分もまだ創作を続けたいのでそのネタをどうするかが現在一番の悩みだそうです。

 

 Aさんの反省点としては、早い段階でBさんに「やめてほしい」と伝えられなかったことや、本当に自分で書きたいネタや大切な考えは、人に共有しないということでした。

 しかしこれは、相手を信頼していたからこそ起こってしまったことであり、「あれ?」と思った時にはすでにBさんとの関係が深くなってしまっていたということなので、防ぐのは難しかったのかなと私は思います。

 

 Aさんの反省点は「どう対策すべきだったか」「どう対応すべきだったか」です。

 Bさんが人のネタや、人からの影響をすべて自分のものとして発表したことが一番悪いと私は思っていますが、これらを証明する手立てはありませんし、追及したらAさんの立場が悪くなってしまいます。

 悔しいですが、距離を置いたことが最善手だったと私は思います。

 

 

おわりに

 

 以上のお話を聞いて、私は今後は本当に自分で書きたいものや大切な考察、自分が一生懸命練ったことについては、簡単に他人に共有しないことをお話しました。

 特に同ジャンル・同カプの人には共有すべきでありません。

 私は別ジャンルの友人に相談することがありますが「書こうと思ってる」ことをはっきり伝えますし、友人も私が発表するまでは話してほしくないことは理解してくれています。

 

 また、Bさんに共有してしまったネタは、もし日の目をみるときがくるのであれば、「前にフォロワーと話したネタです」とか「人に共有したことがあるので似た話があるかもしれませんが見落としてたらすみません」等、キャプションに予防線を張ることをおすすめしました。

 悔しいですが、人にやられてイヤなことは自分もしないに限ります。

 相手が悪いからとやり返してしまっては、相手と同じレベルに落ちてしまいますからね。

 

 

 以上が私が伺ったAさんの体験談と、私の考えです。

 これはAさんが話した内容なのでBさん視点の話は分かりません。私が聞いて私が感じた内容も含まれるため、記事の内容がAさん側に偏っていることはご理解ください。

 ただ、同じような経験をした方や、Bさんのようなフォロワーさんに悩んでいる方は他にもいるのではないかと思って共有させていただきました。

 Aさんも、私が「そういう人いますよね」と言ったことに一番安心されていたように感じましたので、一人で抱え込まずに誰かに相談して「私がおかしいんじゃないんだ」「自分だけじゃないんだ」と知るところから始めて欲しいなと思います。

 

読んでくださって、ありがとうございました。

 

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