昔はみんな推し探しに血眼だった
こんにちはキダチです。いつもブログ読んでくださってありがとうございます。
今日はとある方から受けたご相談のお話。
その方は、今でも個人サイトを運営し、Twitterを使っていない同人作家さんです。
Twitterの交流のわずらわしさに嫌気がさし、またpixivなど他の方との数字の差が顕著に出る場所での創作に疲れてしまい、Twitterをやめたとのこと。
個人サイト運営だけで、どう人を集めるか。という大変難しいご相談でした。
残念ながら、今の時代はよほどの集客力がないと、Twitterやpixivを使わずにサイトに人を集めるのは難しいでしょう。
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個人サイトが主流だった、少し前のお話
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Twitterが主流になる前の二次創作界隈というのは、個人サイトの運営と、サーチエンジンの登録が基本でした。
今の10代の方はサーチエンジンって聞いてピンとくるんでしょうか。
特定のジャンルのサイトを集めた、検索サイトのことです。
カップリングやサイトの傾向、絵か小説か等でカテゴリ分けされて、お目当てを扱っているサイトにたどり着きやすくなる、大変ありがたい場所でした。
ジャンルごとに検索サイトにも名前がついていました。
オンリー名みたいな感じです。
イナズマイレブンは『ピカイナリ検索場』さんだったんですが、今見に行ったら無くなっていました。お世話になったなあ。
検索エンジンに登録していないと、個人サイトに足を運んでもらうことは難しかったです。
googleに直接カプ名を入れて検索する人も、今よりは多かっただろうけれど。
Twitterやpixivが出てきてから、みんながそちらの手軽さと見つけやすさ、交流のしやすさに流れていきました。
検索機能が優秀ですし、Twitterは即時性があります。作家さんにとってはすぐ見てもらえる場所で、読む人にとってはすぐお目当ての作品を探せる場所です。
pixivは、作品名やカプ名、キャラクター名を検索するだけで、作者問わず作品がずらっと並びます。当然、他人の作品と比べられますし、数字の違いが目に見えて分かります。
個人サイト時代はよかった、という人の多くは、そういった数字を気にせずに気楽にやれていた時代を知っているからこそ言うのだと思います。
サイトにさえ訪れてもらえれば、そこはもう作者のアトリエのようなもので、作者の世界が広がっています。
サイト管理人(サークル主)の日記や作品、らくがき、メモなどがあります。サイトのレイアウトもそれぞれ違って、個人のお店のようなたたずまいです。
そのサイトに入ったら、そこの管理人が提示するルールに従うのが当たり前でした。
あの頃はよかった、といくら懐古しても、あの時代は簡単には戻ってきません。
今はpixivとTwitterが主流なのです。
個人サイトの運営を続けるにもTwitterはやったほうがいいかも
残念ですが、楽な方、楽しそうな方へ流される人間の性質は昔も今も変わりません。
pixivは、htmlタグを打ってサイトのレイアウトを作らなくてもいいです。
Twitterは、ブログに日記を書かなくても思ったことをすぐフォロワーと共有できます。
楽なんですよ、何もかも。
twitterにぽんと絵をアップする楽さに慣れた絵かきさんが、pixivをまとめて絵をアップする倉庫にしつつあるのも、Twitterの手楽さと即時性が好まれている証拠だと思います。
読み手側もTwitterで検索すればすぐ目当ての作者が見つかるこの時代、個人サイトまで探しに行く人は残念ながらあまりいません。
いくら個人サイトに魅力的な作品があっても、Twitterやpixivで満足してしまい、そこまで手が伸びないんです。
もしかしたら、Twitterでもpixivでも見つからないほどマイナーな作品・カップリングで、飢えている方はGoogleの果てまで検索するかもしれません。そこまでされて初めて、個人サイトは見つけてもらえると思ったほうがいいでしょう。
さらに言えば、そこまで飢えている人のためにもpixivとTwitterに何かしらあなたのサイトへの足がかりがあったほうがいいのです。
最近始まったアニメやゲームには、同人の検索エンジンはありません。
pixivなどのSNSにアクセスを依存しています。
そんな中、ひとりの力で個人サイトに人が集まる習慣を取り戻すのは難しいでしょう。
私は、個人サイトの管理人さんにも、Twitterを使うのをお勧めしています。
他人と数字を比べて落ち込むからといってTwitterを利用しないことと、個人サイトに集客したいという気持ちは、残念ながら相反します。
個人サイトに人を集めたいなら、ある程度数字に晒される覚悟をしなくてはなりません。
個人サイトにも目に見えない『数字』はあります。アクセス数とか、押されないWeb拍手とか。
それでもやっぱり交流したり、人と比べられるのが嫌だ、という方もいると思います。だとしても、あなたのサイトへの入り口として、Twitterを使うのです。
フォロー0のアカウントでもいいです。日常ツイートをしない、作品の掲載を淡々と告知するだけのアカウントでもいい。
私は、見つけてもらいたいなら、見つけてもらう努力や工夫をするべきだと思っています。
何もせず待っていても時代は変わりません。
あなたの作品が魅力的で、見てもらえさえすれば!と思っているなら、見つけてもらいましょう。
いや、でも、Twitterを使わずに集客したいって言ってんじゃん?
っていう声が聞こえてきそうですが、それなら私と一緒にSEOの勉強をしましょう。
私のこのブログも、検索順位が上位にくるのに非常に時間がかかりましたし、今でも上位にくる記事はわずかです。
YouTubeの再生数も多くはありません。
それでも、Twitterで宣伝するようになってからアクセス数やマシュマロも増えていますよ。
時代の波に乗るのは怖いかもしれませんが、せっかくの作品を、見てもらう工夫をしてみませんか?
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