コミュニケーションは片方の気持ちだけでは成り立たない。
こんにちは、キダチリナです。
今日はちょっと愚痴を書きに来ました。といっても、ただ愚痴るだけでは品が無いので、体験談として綴ろうと思います。
テーマは、『構ってちゃん』について私が体験したことと、考えたことです。
私、Twitterにいる『構ってちゃん』に懐かれるんです
さて、見出しの通り、今日は「構ってちゃん」との体験談を話します。
私よくちょっと面倒くさい子に懐かれちゃうんです。
ありがたいことに、友達やフォロワーさんには「面倒見がいいよね」「お姉ちゃんみたいだよね」と褒めてもらうことが多く、自分でも世話焼きである自覚があるので、懐かれる理由はなんとなく分かります。
まず私の言う「構ってちゃん」の定義について。
私は二次創作同人誌を書くオタクとしてTwitterをやっておりますので、フォロワーさんは同じ作品を好きな方や私の文章を読んでくださる方、そしてリア友が中心です。
同じようにTwitterを使っている方、ご自分のタイムラインにいませんか?
・『私の絵下手すぎ。消しちゃおうかな』というネガティブツイートが多い人
・すぐにアカウントを削除ししばらくしたら戻ってくる人
・裏垢を多用し、どうにもならない愚痴ばっかり言う人
これだけだと「構ってちゃん」ではないかもしれませんが、こういうツイートに「誰かに声をかけてほしい」というオーラが出まくっている人のことを私は「構ってちゃん」と呼んでおります。
自分で「構って構って~!」とリプしたり、積極的に人に話しかけにいくタイプの構ってほしがりさんもいますが、私がこの記事で言う「構ってちゃん」は「待ち型」です。
構って欲しい、と自分からは言わないのです。
私はこれまで何人も、構ってちゃんに懐かれ、世話を焼き、関係が離れてしまったことがあり、彼女らの共通点が見えてきましたので、今日はそれについて考えていきたいと思います。
仲良くなってから発動する『構って』攻撃
面倒なら避ければいいじゃない、と思うかもしれません。
ですが、私が困ったケースは全部仲良くなってから発動しました。
それもそのはずなんですよね、その人たちは基本的には『待ち型』なので、最初は自分からはグイグイきません。
仲良くなるまでは裏垢も教えてもらえませんから、本音や普段考えていることは最初は分かりません。
共通の話題があったり、好きな作品が似たりと、さまざまな理由で仲良くなりますが、Skypeなどで通話をするようになると、どんどん懐かれます。
多分、構ってちゃんに懐かれてしまう素質があるんだと思います。
そして、イベントで挨拶をしたり、イベントのあとオフ会でご一緒するくらいに仲良くなると、相手も安心するのか、そこからDMやLINE、裏垢でのフォローなどによって、徐々に「構って欲しい」とアピールしてくるようになります。
・Twitterで呟けばいいような簡単なアニメの感想
・他のフォロワーさんについての愚痴
・逆カプや対抗カプ界隈への愚痴
・家族の愚痴
などなど……。
愚痴という単語にまとめちゃっていますが、このブログで言う愚痴とは、ネガティブな話題全般だと思ってください。
最初は私も、面倒とは思わずに聞いています。すでに仲良くなっている相手ですし、懐かれて悪い気分ではありませんから。
しかし、話を聞いているうちに相手も心をゆるしてくれるようで、どんどん話の内容がエスカレートしていきます。
家族の愚痴なんて私にはどうにもできません。リア友じゃないんですから。
ある人の例(ここではAさんとしましょう)だと、「逆カプの存在が許せない」という話を私に延々としていました。
逆カプの人をわざわざ検索で探して先行ブロックし、逆カプの人にフォローやいいねをされたらもちろんブロック。
ひどい時は「B×Aの人にフォローされたんだけど~!まだ絶滅してなかったの~???」とかをサラッと私に言っていました。
Aさんの許せないものはどんどん増えていき、しまいには「同カプの解釈違い」の人までブロックするようになりました。
そういうことをしているから、ブロックしているアカウントは百、千と増えていき、彼女はだんだん同カプ、同ジャンル内で孤立していきました。
孤立すると私への構ってアピールはさらに加速します。
だって話を聞いてくれる可能性のあった人たちをどんどんブロックしていったのですから。
逆カプのひと、解釈違いのひと、なんとなく気に入らないひとを、ブロックするのは自由です。Aさんがそうしたいなら、そうすればいいのです。
しかしAさんは、大量の人をブロックしているにも関わらず「描いた絵が伸びない」と愚痴っていました。
当たり前ですよね。同ジャンル同カプの人をブロックしているのですから。
いいねしてくれるかもしれなかった人を、ブロックしているのですから。
やっていることと言っていることが、矛盾しているのです。
さすがにこういう本性が見えてくると、私も疑問に思うことが増えるわけです。
そして、私は世話焼きの性分ですからついアドバイスなどをしてしまう。そうすると、愚痴りたいAさんは「話を聞いてくれる」と思ってどんどん私に懐いてきました。
このあたりからそろそろ、私のほうが疲れてしまうようになるのです。
「私はこういう人間なので」アドバイスなんて聞きゃしない
私がAさんに対して、一番疑問に思っていることは「人の話を聞かないこと」です。
Aさんが話す愚痴に対して、私が「それは言い過ぎじゃないか」「好きなものは人それぞれだよ」などアドバイスをすると、とたんにテンションを下げるのです。
愚痴を聞いてほしいだけ、悩みを聞いて欲しいだけ、なのでアドバイスは求めていないんです。
Aさんが私に求めているのは、「愚痴を聞くこと」と「自分自身を肯定する言葉」なのです。
ですが、Aさんの発言に疑問を持ち始めている私は、ついついアドバイスをしてしまいます。正直愚痴を聞くことにも疲れてきているので、Aさんの言っていることが、間違っていれば指摘したくもなります。
しかし、私がアドバイスや意見を言うと、いつもきまってAさんは「私はこういう人間だから」と話を聞き入れません。「キダチさんの言っていることは分かるんだけど」と言うものの改善しません。
私が少し怒ったときは、「悪いとは思ってるんだけど」と言い訳をし、「けど」や「でも」が多くなります。
本当は「悪いとは思っていないんじゃないか」とさえ思ってしまいます。
私はAさんと何度か衝突しましたが、納得のいく言葉で謝られたことがありません。
「私はこういう人間だから、こうしてほしい」と周りが変わることを求め、自分が変わろうとはせず、人の意見やアドバイスを聞き入れないAさんは、いつまでたっても成長しないのではないか、と心配になります。
「嫌われた」と思って話しかけてこなくなる
ちょっと面倒くさい「構ってちゃん」は、こちらが少しでも意見や反論し、トラブルになった場合、「嫌われた」と思ってコミュニケーションをシャットアウトします。
Aさんから話しかけてくることがなくなり、LINEも来なくなります。
そしてしばらくして私が「この間のこと気にしているのかもしれないけど、〇〇で〇〇だし、〇〇だから大丈夫だよ」というような声をかけてあげると、安心するのかそこからまたコミュニケーションが再開します。
そして、振り出しに戻るのです。
0か100か、アリかナシかで考えがち
私、コミュニケーションって話し合って妥協点を見つけることだと思っているんです。100パーセント気の合う人間なんていません。衝突したり、喧嘩したりすることもあります。
この人とは合わないな、と距離を置くこともあるでしょう。
ですが、多くの人は、相手に多少不満はありつつも、何等かの楽しみやメリットを見出して相手と付き合っているはずです。
でも、Aさんのような人はその妥協点を見つけることができないんです。
ちょっとでも合わないと思ったらブロック。少しでも揉めたら「嫌われた」と思って連絡を絶つ。
これでは「対話」ができません。
コミュニケーションをとり、「この人はここまでなら許してくれる」「このひと、こういうところは苦手だけど、こういうところは好きなんだよな」という落としどころを見つけることができないのです。
0か100か、アリかナシか。
ちょっとでも「あ、だめだ」と思ったら急にシャッターを下ろされてしまうのです。
最終的に、こちらが疲れる
ここまで読んでくださった時点で、すでにあなたも疲れていることでしょう。
Aさんのような方とずっと付き合っていくのは、正直疲れます。
愚痴を聞いてばかりではこちらが疲弊します。意見やアドバイスを聞き入れてもらえず、納得できなくても相手を肯定し続けなければならない関係はフェアではありません。
ずっと、Aさんのご機嫌を伺いつづけないといけないのですから。
機嫌がいいときは楽しい話ができるのですが、私がちょっとでもAさんの気にそぐわないことを言うと「ごめんそういうの苦手」とピシャリと言われるのではこちらも話す気になれません。「私はあなたの話を我慢して聞いているのに、私の話は聞いてくれないのか」と思ってしまいます。
『この人、面倒なところがあるから、ちょっと距離を置いてアニメやゲームの話だけしよう』とちょうどいい距離感を見つけようとしても、失敗します。
何故なら、Aさんにとってコミュニケーションは0か100かだから。
ちょっとでも距離を置くなら、それはもう0なのです。
仲良くなる
↓
愚痴などを共有する機会が増える
↓
愚痴ばかりで私が疲れてくる
↓
ちょっと距離を置く
↓
Aさんが連絡してこなくなる
↓
私が気を使って連絡をとる
↓
元に戻る(進展なし)
この流れを何度も繰り返しているうちに、だんだんと「Aさんのために、私が気を遣う必要あるか?」と考えるようになってしまい、Aさんが連絡してこなくなった時点で、私からの連絡も止めることで、疎遠になっていきます。
まとめ:Aさんに対話をする気が無いかぎり良い関係にはなれない
私は、Aさんのことが嫌いなのではありません。
いい年した大人ですから、相手の悪いところも、良いところもちゃんと見たうえで総合的に判断して「できれば仲良くしたいな」と思っています。
そして、Aさんがコミュニケーションがあまり上手でないことや、コミュニケーションになんらかのトラウマや障害を持っていることも知っています。
誰でもなんでも上手にできるわけではありません。
しかし、Aさんがそれを認めて自分自身と向き合い、私とも向き合い、コミュニケーションを取りながらちょうどいい距離感を見つけられない限りは、何度も同じような喧嘩を繰り返してしまうでしょう。
喧嘩も、ちゃんと喧嘩すればいいんですが、Aさんが対話をシャットアウトするためまともな喧嘩もできないのです。
3:7でも、4:6でもいい。どちらかが割を食っていてもいい。ちょうどいい距離感が見つかるまで対話をするためには、私にもAさんにもその気がなければいけません。
Aさんが私へ連絡をしてこない限り、連絡が途絶えた状態は続いていくでしょう。
それはとても悲しいことですが、私自身が、このままAさんとの関係が途絶えてしまっても仕方がないとまで思ってしまっているのです。
最近は私も、少しでもAさんのような気配がすると、積極的に交流をしなくなってしまいました。仲良くなる前に、対処するようになってしまったのです。
これではちょっと、もったいない。私にとっても、Aさんにとってもです。
このブログが、Aさんや、Aさんに苦労されている私のような方にとって、何かを考えるきっかけになることを祈ります。
自身のコミュニケーションについて、見直してみてください。
そして、Aさんが少しでも私と向き合ってくれて、「あなたのことを嫌っているわけではないのです」という思いが伝わるといいなと思います。
思いの丈を勢いで綴ったブログでしたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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