みなさんこんばんは、キダチです。
先日とても興味深いおたよりが届き皆さんに共有したところ、大きく反響がありましたのでブログでもご紹介いたします。
6歳の娘に、大好きなキャラクターが死んでしまう展開を見せても大丈夫か? という内容のものです。
さて、紹介の前に1点注意がございます。
この記事では、TVアニメ・鬼滅の刃についてのネタバレを含みます。
とくに、原作を読まずにTVアニメのみで鬼滅の刃を追っている方には重大なネタバレを含んでいる可能性がございますので、嫌な予感がした方はご注意を。
ちなみに、この記事の内容はYouTubeにて行ったラジオ生放送にて扱った内容と重複しています。音で聴きたい方はそちらもどうぞ。
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目次
6歳の娘の大好きなキャラが死んでしまう展開、見せても大丈夫?
テレビアニメ・鬼滅の刃『無限列車編』について、これから娘さんに待ち受ける展開を御存知のお母さまから、こんなお悩みが届きました(太字にする部分は私が選んでいます)
キダチさんこんばんは!いつもラジオやブログを楽しく拝見しております。
ひとつキダチさんに相談したいことがあります。
鬼滅の刃、大人気ですよね。私には6歳の娘がいますが、最近娘も鬼滅をアニメで見始めハマりました。我が家は特にアニメを禁止していませんが、問題は娘が煉獄さんを好きになったことです。
「王子様みたい!」とファーストインパクトで煉獄さん推しになった娘、グッズを欲しがったりしますが、すべて煉獄さん関連です。今はまだ無限列車編の中盤までしか見ておらず、これから娘にとって衝撃の展開が待ち受けている…という段階で止まっています(詳しく言うと止めています)。
親として真剣に、6歳の子供に「推しの死」を経験させるかどうかで悩んでいます。考えたのが、
①これ以上アニメを見せない
②「煉獄さんね、これから鬼にやられちゃうけどそれでも見る?」と確認する
③ネタバレはよくないと娘を信じて事実を受け止めてもらう
です。
親としては娘が受けるショックは少なくあって欲しい。ただ、オタクの私としてはネタバレを話してしまうのは作品の面白味を壊している気もします。
私自身推しの死は一度経験しましたが、高校生でもとても辛いものでした。
キダチさんにはお子様はまだいらっしゃらないのは知ってはおりますが、もし、キダチさんならどうしますか?また、リスナーさんには主婦の方も多いとお聞きし、みなさんならどうするのかな…?と気になっています。本当に変な相談をすみません。もし答えられるようでしたら、ご意見を伺いたいです。
ご相談ありがとうございます。
鬼滅の刃無限列車編。このおたよりが届いた時はまだTVアニメでは無限列車編の終盤の放送中でした。
劇場版を見た方、原作を先まで読んでいる方は御存知かと思いますが、煉獄さんは鬼・猗窩座(あかざ)との激闘の末命を落としてしまいますよね。
煉獄さんが大好きな6歳の娘さんに、その展開を見せてもいいのでしょうか。
同じように、小さなお子様をもつお母さまや、世の中のいろんなお母さまたちに意見を聞いた方がいいんじゃないだろうかと思ってTwitterで呼びかけたところ、あたたかいおたよりがたくさん届きました。
すべてご紹介できず申し訳ないのですが、いくつかご紹介するのでよかったらご覧ください。※見出しは私がつけています。
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①子どもだった昭和のオタクさんからのマロ
優しいママさんのマシュマロを見て、僭越ながら、子供だった昭和のオタクから一言伝えたいと思いお便り送らせていただきます。
私は、某学園漫画が大好きな子供でしたが、最終回で今までの彼らはヒロインの夢だったことが発覚して、一週間ほど眠りが浅くご飯も喉に通りませんでした。見かねた母の問いにこの件を言うと、「10歳にもなって馬鹿じゃないの?」と返された思い出があります。
おたよりのお母様は、架空の人物だからと切り捨てず、お子さんに寄り添う優しいお方とお見受けします。お母様なら、一緒にお子さんと煉獄さんの最後を見届け、お子さんの気持ちに寄り添い、お子さんと一緒に煉獄さんの思い出話や、好きなところ、この展開を見て感じたこと、を共に語らうことができ、ショックな展開でも、きちんとお子さんの気持ちの整理に向き合うことができると思うのです。
架空の人物であれ、物語であれ、好きなものに出会えるのはとても幸せなこと。失う悲しみはとても痛いものだと思いますが、そこからどんな感情を味わったか、お子さんの胸に刻めるよう物語を共有し、いつかお子さんが成長したとき、別の角度で煉獄さんや鬼滅の刃を見つめることができたら素晴らしいなと思います。
おたよりのお母様、とても優しく素晴らしい方ですね。
②ほかの作品で様子を見るのはどうか
ツイッターで「6歳の子に推しの死を見せて良いのだろうか」のテーマを見かけて、初めてマシュマロを送ります。わたしも子持ちのオタクです。
私なら見せてしまいますね……。
たとえば『にんぎょひめ』『マッチ売りの少女』や『スーホの白い馬』など、主人公やその周りの人達が死んでしまう話はたくさんありますが、幼稚園の年長さんくらいならそういうお話を愛する子も出てくるのではないでしょうか。
もしかしてその死は必要なことで、彼、彼女らは生命を全うして死んだということももう分かるのかもしれません。
相談者さんの優しさもたいへんよく分かるのですが、そういうお話との出会いも大切にしていただきたいなと思います。
私自身も人生最初の推しが戦国武将で、彼が出てくる漫画を手に取ったその日に推しの死を体験することになってしまったのですが、それがちょうど6歳くらいだったような気がして、他人事とは思えなくて……。
死ぬシーンがかっこよくて好きになってしまったんです……。
できればその6歳のお嬢さんにもネタバレなどうけずにお話として見ていただきたいのですが、おそらく個人の性格も深く関わってきますので、他の「大事なキャラクターが死ぬおはなし」を与えてみて、その反応次第で考えてみてはいかがかなーと思います!!
なおうちの7歳児は鬼滅の刃自体を「怖い」といって全然見てくれません😂
③保育園のお友達から聞いて知ってるかも?
可能性としてお嬢様は煉獄さんのこの先について「もううっすら知っている」かもしれません。
わたしにも保育園に通う子どもいますが、きめつを全く見せていないのに、とみおかぎゆうがどうの、れんごくさんがどうのとキャラ名や技?の名前を知っているなど、園ではきめつの話題で持ち切りです。
親御さんの中には未就学児を連れてきめつの映画に行ったという猛者も少なからずいます。
お嬢さんも園や学校のお友達から聞いてしまっているかもしれません…。
自分がお嬢さんの立場だったら、一度見せておいて途中から見せないなど論外ですし、親からネタバレをくらったほうがトラウマになると思います。
お嬢さんを信じて見届けさせてあげていいかと…。
ただショックを受けてしまった場合はしっかりケアしてあげればよいかと思います。
④キャラクターの死を自分のペットに重ねて泣いた思い出
私は今から30年近く前に鳥を飼っていて大好きだったのですが、アンパンマンを見たときに、ドードーという鳥が死んでしまったような話があり、自分のペットもいつか・・・と想像して号泣したのを覚えています。多分、今回の娘さんも数日は号泣してしまうかもしれませんが、亡くなるってこんなに悲しい気持ちなんだって気がついて成長できるキッカケになると思うので見せてもいいかなと思います。
それと、お母様が見せないようにしたとしても、子供の友達が喋っちゃうと思うので、自分で見させてあげてほしいなぁと思いました。
⑤大切なのはその後親がどう寄り添うか
子育て経験者であり現役の保育士です。
色々なご意見があるかと思います。あくまで私の考えである事を念頭に置いてくだされば幸いです。
お子さんの悲しむ姿は見たくないと思ってしまうのも重々承知ではありますが、そういった感情を自分自身の中でどうするかという経験をお子さんから奪わないでほしいとも思っています。
大切なのはその後をどうするかではないでしょうか?
悲しむ娘さんの気持ちに寄り添ってあげるのが大人の役目なのかなと思います。
話を聞いてあげるだけでも良いかと思います。
親が寄り添う事で気持ちを整理して落とし込む時間のお手伝いをしてあげる事が、親が一緒にしてあげられる唯一の事なのかなと思います。
個人差があるかと思いますが、まだ一人では感情を処理しきれない年齢かもしれません(
何も知らずに見たことによってしばらく落ち込んでしまわれる事も予想されます。
なので絶対に最後まで見せろと言いたい訳ではないのですが、後々大きくなって真実を知った時に「親にネタバレをされた」「親が見せてくれなかった」というのは、大人が思っている以上に子供の心にわだかまりを残してしまいます。
子供の感情は子供自身のものなので、親がコントロールしようとするとどこかで歪みが生じます。
どうかお子さんの心を信じてあげてほしいです。
偉そうに語ってしまって申し訳ありません…。
⑥小さいころの経験はその後の感性に影響する
私の場合は6歳まではいきませんがたぶん7か8歳ぐらいで推しの死を経験しました。
今現在30代ですが、正直言うとその時何を思ったのか記憶に残っていません。なんとなくショックでその推しを強烈に覚えているのは確かです。
ですが、小さい頃好きだったものはその後の好みや嗜好に影響するという俗説もあるので、その時ショックだった事は未来で活かされるのではないかと思います。
歴代の推しはなぜかみんな初めて経験した推しと同じ死に方をします。
そういう属性の方が好きなんだなぁとある意味面白く思ってます。
6歳のお子さんもきっと未来でそういう属性の方を好きになると思います。
煉獄さんは素敵な方ですから、好きになった自分を誇ってほしいと伝えたいです。
あの様な生き様・死に様を誇りに思ってほしいです。
⑦大人と子どもでは感じ方が違うかも?
キダチさんこんにちは。6歳の娘さんを持つお母様のマシュマロを拝見しました。
私自身は独身なのですが 小さいころは「声優さん(声を出している人)がキャラのきぐるみを着てアニメに出ている」と本気で思っていました。戦隊モノやセーラームーンのショーを見ていた影響もあるかと思います。
ですので当時「もののけ姫」の映画を見た際投げられた武器?がとあるキャラの体に貫通してしまったシーンは本当にショックで、キャラの死=生身の人間も現実で死ぬんだ…とわんわん泣いていました。収録の概念も無いため目の前のアニメはリアルタイムで起きていることだと錯覚していたので…。
もしかしたらこのように大人が思う「推しキャラの死」と子供が思う「推しキャラの死」の悲しみポイントが違う場合もあるかも?!と思いました。
少しずれてしまっているマロだと思いますが、小2のときのアニメキャラへの認識こんなだったな…と思い出したので送らせていただきました。
⑧10歳のとき、両親が見守ってくれた
10歳のとき、推しが死んだ女子です。
4クールあった放送で死んだのは彼だけで、しかも彼が死ぬことで世界は救われるために、死を避けることはできませんでした。
最終回で平和になった世界を喜ぶ主人公たち。成人した今でも、複雑な気持ちです。
でも、推しが命を懸けて救った世界なのです。私が受け入れなくてどうする!と思い、今ではその死を受け入れています。
一緒にアニメを見ていた両親は、ただひたすらに見守っていてくれました。推しが死んだ日、食事も喉を通らず泣くことも出来ずに抜け殻となった私に、普段通り接してくれた両親に感謝しています。
だから、どうか娘さんをいつも通り見守っていてください。
彼女の中で煉獄さんの死を受け入れるのにどれだけの時間がかかるかはわかりません。
一生受け入れられないかもしれない。
それでも、娘さんが感じたありのままを受け止めてあげてほしいです。
『見せないほうがいい』という意見は無かった
マシュマロのご紹介は以上です。
私が確認できた限りでは、見せないほうがいいという意見はなかったと思います。
マシュマロのAIが弾いていたら申し訳ないです。
見せないほうがいいというご意見ももしあれば紹介したかったのですが、少なくとも私のブログの読者、ラジオのリスナーさんたちからは「見せてあげてほしい」という意見が多く寄せられました。
命について考えるきっかけになる、情操教育に良いと思う、心を揺さぶられる経験をするべき、など『死』の描写に親子で向き合うのはどうかという意見が多かったです。
また、私が個人的にネットの海で調べたところ、鬼滅の刃を親子で楽しんでいる方の投書に「こんなことがあったら悲しいね」「炭治郎は鬼を斬っているけれど、現実では刃物を人に向けたらダメだよ」と一緒に考えるきっかけにしているというコメントもありました。
また、鬼滅の刃をあえて見せない、見せたくないという方の意見には、やはり「残虐なシーンが多いので影響を受けては困る」というものが多いように思います。
また、単純にメディアが流行らせようとしている物への逆張りのようなご意見も見かけました。それについては、お子さんがもし見たいと言っているならお子さんの意見も聞いてあげてほしいなと思ったりもしますが……。
わたしは独身一人暮らし女なので、お母さまの気持ちは本当のところで理解できないので、これ以上は言いますまい。
残虐なシーンや過激なシーンも多い鬼滅ですから、小さな子どもには見せっぱなしにせず、お子さんの様子を伺いながら一緒に観るのがいいんじゃないかと思いました。
ラジオではそれぞれのマシュマロにゆっくりコメントさせていただいていますので、よかったらそちらもご視聴ください。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
また、私のブログやYouTubeにとても興味深いトピックをいただけて本当にうれしかったです!
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