本日の耳読書『一緒にいると楽しい人、疲れる人』 有川真由美 著
SNSでの人間関係についてや、友達の作り方について相談を受けることが多くなってきたので、何かお役に立てる知識を得られないかと、いつものようにオーディオブックを眺めていたら、こちらの本を見つけました。
価格:1,320円 |
何か得るものがありそうだ!と思って聴き始めたら、参考になりそうなワードをたくさん頂くことができましたのでご紹介します。
新しい情報に人見知りをしていませんか?
こちらの本は、タイトルの通り『一緒にいて楽しい人になるためには?』ということについての考え方、ちょっとした実践例などを紹介しています。
その中で『話の引き出しが多い人は話していて楽しい』という、一見当たり前のことが語られていました。
話題を豊富に蓄えていない方の特徴として、この本では『情報に人見知りをする』と表現していました。新しい情報を頭に入れるのに、身構えてしまう人のことを言っています。
私はラジオで、二次創作をする同人作家のSNSについても話しているのですが、その中で『同じジャンルに一途なのはいいけれど、他のジャンルも広く知ったほうが色々な話題の引き出しが増えていいですよ』とオススメさせていただいています。
オタクは何かに夢中だからオタク。なので、その夢中になっている対象以外のものに手を出すことを、浮気と感じてしまう傾向にあります。
これはSNSで人に『見られている』からこそ『こう思われているんじゃないか』と不安になってしまっているからこそなので、本人が浮気だと思ってなければ浮気じゃないんですけど。それはさておき。
いろんな作品や物事に関心があり、いろんなことを知っている人のほうが、その分多くのチャンスが増え、友人ができ、その中から親友もできる可能性が高まる気がしています。
ずっと同じジャンルに一途の人同士で仲良くなると、確かに作品や推しへの想いは共有できますが、そこから発展しません。本人たちがそれで幸せならもちろんいいのですが、一つの作品に依存するので、おのずとチャンスは狭まります。
オタクは一つのことに夢中になり、精神も時間もお金もそれに注ぎがちなので、新しいものに手をだすのに億劫がる気持ちも分かります。
ですがその精神を『情報への人見知り』というワードで刺されました。
なんてわかりやすいワードなんだと思いました。情報への人見知り、使っていきたいキダチ語録に入れておきます。
何となく読むのではなく、何かひとつでも得ようと思って読む
自己啓発本について『当たり前のことばかり書かれててあまりためにならない』という感想をもつ方がいらっしゃいます。それは、本人にとって必要のない本だからそう思うのであって、必要な人にとっては良い本になります。
表紙に『話していて楽しい人になるには?』と書かれていたら「自分って面白くないかも……」と悩んでいる方に刺さります。
『聞き上手になるための習慣』と書かれていたら「キダチさん話してばっかりで全然こっちの話聞いてくれないじゃん」と言われたことをずるずる引きずって落ち込んでいる私に刺さります。
自己啓発本は、必要としている人のためにあります。
自分の中にあるモヤモヤとした不安について「こういうものなんだよ」と教えてくれて、次のステップを教えてくれるためにあります。
部屋のどこかから不審な音がしたと思ったら、ドアポストにチラシが挟まれただけだったとか、お化けだと思っていたものが動物の仕業だったとか。人間は不安に思うものの原因が分かれば安心します。
自己啓発本は、不安に向き合い、それについて考え、自分の思いを言語化して整理するお手伝いをしてくれる存在なのです。
自己啓発本ってなんだかなあ、って思っている方いらっしゃると思いますが、一つくらい得るものがあったら万々歳だと私は思っています。
読む前から「自己啓発本って……」となんとなく決めつけて読まない言い訳をしていませんか? それが情報への人見知りですよ(早速使っていく)
確かに、本の内容すべてが自分のためになるわけではありません。
今回紹介した本の中には『パーティーで壁の花にならないために』という項目があり、パーティーで積極的に交友関係を広げたり情報収集をする方法について書かれています。
パーティーとか参加したくないし、壁の花どころか壁と同化して存在を消していきたい私にとってはあまり刺さらない項目でした。
正直その辺は聞き流していました。オーディオブックは興味ない項目でも勝手に読み進めてくれるので、作業しながら聞き流せるのがいいですね。
フルプライスで購入した本は読み飛ばすと損した気分になりますが、オーディオブックの聞き放題プランで聴ける本なら、どんだけ読んでも月額750円ですし、一冊から得られるものがちょびっとでも、読めば読むほど充分元がとれるのが良いです。
キダチのブログやラジオは、話しているだけではどんどんネタが尽きていきます。
私も積極的に情報を取り入れていかなくてはと思いました。やっぱりその点、オーディオブックは優秀ですね。
サブスク(月額料金の〇〇し放題のやつ)は作品ひとつひとつの価値を下げる、という考え方もあるみたいですが、私は全く触れないより少しはマシと考えるタイプです。
本屋に並んでいても読まなかったであろう本の中身を、自分のものにできることにお得感があります。
応援しているアーティストを応援するならCDを買うけれど、友達の話についていけたらいいな、くらいの知識欲なら聴き放題プランは本当に助かります。
最近学びがないなあ、頭の中空っぽだなあと思っている方、ぜひ参考にしていただければと思います。
話していて楽しい人はリピートされる
今回ご紹介した『一緒にいて楽しい人、疲れる人』を読んで思ったのは、人間関係がうまく行くかどうかって、やはり本人が魅力的であることに尽きるよなあと思いました。
友達を作る方法、フォロワーさんと仲良くなる方法に絶対的な正攻法はありません。
ですが、自分が魅力的であれば、何に対してもチャンスが増え、行動に対する成功率も上がります。
逆に言えば、自分に魅力がなかったら、いくら素晴らしい文章でメールを送っても、SNSの使い方が適切でも、次につながらないのです。
話していて楽しい人だな、一緒にいて楽だなあ、この人からは得ることが多いなあ、そう思ってもらえたらリピートされます。次もまた、声をかけてもらえるのです。
どんな情報でもすぐに飛びつく人が、より多くのチャンスをつかむと、この本にも書いてありました。自分の魅力を高めたい方、話していて楽しい人になりたい方、疲れる人になっていないか不安な方、もしオーディオブックに登録したら是非読んでみてくださいね。
情報をたくさん得て話題の引き出しを増やすということは、守備範囲を広げるということであり、同時に人付き合いの間口も広がります。
アンテナを高く張っていきましょう。それがSNSで良い人間関係に恵まれるための第一歩かもしれません。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございました!
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