二次創作は趣味で書く文章です。
二次創作作家の中にはプロの方もおりますが、この記事で扱うのは、Pixiv等にアップされている二次創作小説です。
皆さん、文章のルールってご存知ですか?
耳が痛い人もいるでしょう。
趣味だから気にしてない、という方もいるでしょう。
今回話題にしたいのは、趣味の文章でルールを守るべきか?ということ。
私の結論は「守って損はない」です。
気にする読者がいる以上、守ったほうが楽
わたしがルールを守って文章を書いていたとして、「趣味なんだから守らなくてよくない?」とはなかなか言われません。
しかし、ルールを破っていると違和感を覚える読者はいます。
だとしたら私は、なるべく人に違和感を与えない方法をとったほうが楽だと思います。
わたしが「趣味だからルールは守らなくてよい」と考えていたとしても、読者にそれは伝わりません。
わたしの知らないところで「この作者、ルール守ってないなあ」って思われて、小説を読むのを止められるよりはいいです。
よほどのこだわりが無い限りは、いらない違和感は生み出さないのが得策と考えます。
なので、文頭は一字下げるし、三点リーダーは偶数個で使うし、鍵カッコ内の最後に句読点はつけません。
三点リーダー偶数個というルールは本当に存在するのか?
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三点リーダーは偶数個使うもの、というルールは私も何となく知っていましたし、Twitterでも「そういうものなんです!」と声高に唱えている人もいます。
でも、実際に「本当にルールとして存在するのか?」と調べたことはありませんでした。
文章の基本を教えてくれているサイトや、文章の書き方の教本はたくさんありますが、三点リーダーを偶数個とするルールが一般化されていることについて、明確な言及は見つけられませんでした。
というのも、そもそも三点リーダーは日本語ではなく英文から流入したもので、日本語のルールとしては曖昧のようです。
しかし、出版業界やテレビ業界では三点リーダーを偶数使うというルールを設けているところがあるらしく、その場合はクライアントの意向に添うことが大切だと思います。
そういう、どこかの業界のルールが、「そういうもの」として広まってしまったようです。
色々調べましたが、三点リーダーは偶数個で使うものというルールについて明確な原点が見つかりません。
多くの場合、作家と編集者の間で合意がとれていれば、どちらでもよいとのこと。
ならば、pixivにアップする趣味の小説に必要なのは、作者と読者の間の合意ではないでしょうか?という考えに至りました。
・三点リーダーを二個並べることが絶対的なルールとして信じて疑わない人。
・三点リーダーが偶数でないと違和感を覚え読みにくいと思う人。
そういう人が少なからずいる以上、三点リーダーは偶数個並べておいて損はないと思います。
「ルールを守っていない!」と指摘されて、余計なカロリーを消費するより、読者に合わせた文章を書くのが良いと思います。
読む人のことを考え、読みやすくしている文章は好まれます。
また、「三点リーダーは偶数使う」ことについて一定の議論ができる人は、そのほかの文章のルールについても一通り調べて把握している可能性が高いです。
つまり何が言いたいかというと、よほどのこだわりが無いかぎり、「趣味なんだから文章のルールは守らなくてよい」と言っている人ほど、ルールを理解しておらずめちゃくちゃな文章を書いている恐れがあるという事です。
自分の意見を持っておき、出版側のルールには従おう
以上のことから、三点リーダーは偶数個というルールについて、明確に「こうあるべき」という記述は見つけられませんでした。
しかし、それが絶対的なルールだと信じている人は多いです。
かくいう私も、三点リーダーが奇数個だと違和感を覚える人の一人です。
特別なこだわりがない限り、いらない違和感を与えるよりは偶数個にしておいたほうが無難と考えます。
しかし、どうしてもそうしたくない、という場合は、その理由を自分の意見としてしっかり持っておきましょう。
文章のルールを一通り理解した上で、こだわりがあってそうするのであれば、誰かに文句や意見を言われても大丈夫です。
しかし、いくら趣味とはいえ、二次創作とはいえ、たとえばアンソロの主催さんが「こうしてください」と言ってきた場合は従いましょう。
作家と出版社の間に合意があることがスムーズな原稿生活の要だと思いますし、違和感のない文章を書くことが読者に優しいと思います。
なので私は、これからも三点リーダーは偶数で使いますし、一般的とされているルールは把握し守っていきたいと思っています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事に書いていることはあくまで私個人の意見ですので、この記事を読んでご自身の意見を持ってくださいね。
また、私の調べが浅いだけで、どこかに明確にルールとして掲げている明文があるかもしれません。興味がある方はご自身でも調べてみてくださいね。
この記事を書くにあたり、参考にしたページを貼っておきます。
他にも検索するといろんなブログやノウハウサイトがでてきますが、そちらは割愛いたします(外部サイトへ行きますのでリンク先については自己責任でお読みください)
ラノベ新人賞応募作の10人に1人は、いまだに三点リーダーの使い方が間違っていて、下読みが爆笑している - Togetter
小説の三点リーダーについて。。。 - 時間に余裕が出来てきて、小説でも書いてみ... - Yahoo!知恵袋
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