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私がWeb公開している作品を後から本にして頒布する理由【二次創作同人誌】

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 もうすぐ冬コミがやってまいりますね。私も実は参加するんです。

 今回、Web公開している作品を本にしてまとめたものを頒布する予定です。

 本で購入してくださった方限定の書き下ろしなどはありません。表紙に絵がついて、あとがきがあるくらいですね。

 

・Webですべて読める作品を、どうしてわざわざ本にして頒布するの?

・Webで全部読めるのに、本を買ってもらえるかな?

 

 そんな声が脳内に響いてまいりましたので、私が本にするつもりの作品をウェブ公開する理由をまとめてみました。

 

 

多くの人に読んでもらいたい

 

 まず一番の理由が、多くの人に私の作品を読んでもらいたいということ。

 私が推しについて考えたことを読んで欲しい。私の推しカプの概念に触れて欲しいという想いで同人活動をしています。

 なので、多くの人の目に触れることはとっても嬉しいんです!

 そのためには、Webで無料公開するのが手っ取り早いんですね。

 

 本にしてお値段をつけてしまうと、金銭が発生するため、読んでもらうためのハードルが上がります。

 Web公開を一切していない本を発行したこともあるので、読者の方がイベントに来てくれて、さらに本を買ってもらえた時の喜びも知っています。

 ですが、あまり多く刷れないこともあって、完売してしまった後に「読みたかったなあ~!」って言われるのが心苦しいという想いが強かったです。

 というわけで、Webで読みたい人はWebで、本で読みたい人は本でいい!という結論に至りました。

 

 Web公開するメリットは、「読みたいけどイベントに行けない」「読んでみたいけど、お金を払ってハズレだったらどうしよう」と言って迷っている人たちにも、読んでもらいやすいという事です。

 逆に、イベント会場で本を買う以外に同人作品に触れない、pixiv等の投稿サイトは見ないという方もいますので、そういう方に読んでもらうには本を発行するといいわけです。 

 

 

売り切れても読める

 

 私は大手壁サーではありません。お誕生日席にもなったことがありません。

 印刷費がかさむので多くの本は刷れませんし、どれくらいの人が買ってくれるのかは予想するしかありません。

 もし足りなかったら?もし余っちゃったらどうしよう?って悩みますよね。

 私、余るのはいいんですけど、足りないのが怖いんです。

 せっかく私の本を読みたい、欲しいと思っている人が目の前にいるのに、渡せる本が無い状態というのが一番辛い。

 

 でも、Web公開している作品ならば、もし本が買えなくてもWebで読むことができます。

 なので、完売したあとは作品のQRコードを載せたペーパーなどをお渡ししています。

 後日、Webで読んでくださった方が「読んだらますます本で欲しくなりました」と言ってくださるのは本当に嬉しいし申し訳ないのですが、「読みたいのに読めない」といった不満は取り除けるかなと思います。

 お金よりも読んでくださる方の存在の方が嬉しいので!

 

 Web公開ののち本にするというこのやり方、「Webで読めるなら買わない人がいる」ことと、「売り切れてもWebで読める安心感」で、印刷部数を絞れるので印刷費にも優しいですよ。

  私は文字書きなので、印刷部数についてはいつもナイーブです(笑)

 

 

私が記念に本にしたい

 

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 読書と見せかけて同人小説

 

 Webで全部読めるなら、誰でも読むことができるからわざわざ本にする必要は無いのでは?という声が聞こえてきそうですが……。

 私が記念に刷りたいだけなのでOK!です!

 で、せっかく刷るなら欲しい方の手に渡ると嬉しいなあという感じ。

 本を作って頒布するのって、単純に超楽しいですからね。

 

 あと、やっぱり本の形になったものを読みたいと思ってくださっている方はいます。

 それくらい私の作品に本気な方もいるんだ、という出会いもありますので、Webで読めるものを本にまとめるのは止められないです。

 

 

この話好きなので、本で読めるのが嬉しいです!が最高の誉め言葉

 

 自分が発行した本を、お金を払って買ってもらえることはとても嬉しいです。

 「お金を出してまで読みたい」というエネルギーを自分の作品に割いてもらえるのは、それはもうめちゃくちゃ嬉しいです。

 

 私の場合は、Webで公開しているものを本にして頒布しています。

 なので、スペースに足を運んでくださる方の中には、すでに私の作品を読んでくださっている方もいるわけです。

  最後まで読み終えた上で、さらに本になったものを買ってもらえるのは本当にうれしいです。真に私の作品が好きだという気持ちが伝わってくるんですよ。

「本でも読みたかったので嬉しい」「この話何度も読んでるので、本になるって聞いて絶対買おうと思いました!」って言ってもらえると、もう、涙が出るほど嬉しいですよ。

 

 

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Webで読めるようにしたら売れないんじゃないの?

 

 Webで無料で読めるんだから、わざわざ本は買わないんじゃないの?という意見もあると思います。もちろん、その通りです。

 無料で読む手段があるので、本を買う必要が無いと感じる方も大勢います。

 ですが、意外と「Webで読めるものを本でも欲しい人」というのは結構いるんです。

 

 私はpixivやTwitterで見かける面白い同人作品が、紙にまとめられると嬉しいです。

 いつでも一度に読めて便利だから、というのもありますが、いつまでも手元に残して置けるというのが大きいです。

 

 電子書籍で買った本を、紙の本で買いなおしたりもしますし、週刊雑誌で読んだコミックを単行本で買ったりもしますので、それと同じような感覚なのではないでしょうか。

 電子はデータが消えないか不安ですし、週刊雑誌は溜まると捨てちゃいますしね。

 

 むしろ、無料で読めるという環境のおかげで、読者さんが安心して私の本を買ってくださっているような気さえします。だって、中身全部知ってるわけですからね。

「この人の作品が好き」「この人の文章は私に合う」と感じて、安心して買ってもらえるのはとても嬉しいですよ。

 

 

 

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 さて、長々と書きましたが私の想いは伝わったでしょうか。

 多くの人に読んで欲しいという想いから、私は本にする作品でもWebで公開しています。

 そうすることでしか味わえない、このやり方ならではの喜びや発見がありますよ。

 

※この記事は、私のような島中の文字書きサークルが、趣味で本を出している場合の話です。

 大手さん、同人誌で生計を立てている方には当てはまらないことが多いかもしれませんので、ご了承ください。

 

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