Nintendo Switchのダウンロード版には、いろんなインディーゲームがあるので、面白そうなものをプレイしてみています。
今回手を出してみたのはシュラウディッドアイルというゲーム。
司祭長になってカルト教団を運営するゲーム。
戒律の厳しい村なので、村人たちはすぐに反逆的になったり、美徳を失い悪徳を高めてしまいます。
人々の感情をコントロールしながら、団体の秩序を守るゲームなのです。
シュラウディッドアイルの世界観
舞台はとある神を崇拝する村。
この村では、無知・情熱・自制・後悔・服従を美徳とされているので、日本人からすると、ちょっと異常な村に見えると思います。
それぞれの美徳の私の勝手なイメージはこんな感じ
・無知→村民たちが外の世界を知りたがってしまうと、教団が成り立たなくなる
・情熱→村民たちが熱狂的に我らが神を崇拝する必要がある
・自制→この村では嗜好品はタブー 自制こそが美しいという考え方がある
・後悔→村民たちは自分の中にある悪徳を懺悔し、神にすがる
・服従→司祭長であるプレイヤーへの忠誠心や好感度
この5つの美徳を保たないといけないので、村民たちが外の世界を知りたがったり、美味しいデザートを食べたがったりするのを止めなければならないのです。
そんな村わたしは絶対嫌だ(笑)
ゲーム画面はこんな感じ。文字めっちゃ見づらいですが、
Switchの画質であれば問題なく読めます。
おすすめはテレビの画面でプレイすることですね~
シュラウディッドアイルのゲームの流れ
シュラウディッドアイルの世界は、春夏秋冬の4つの季節を過ぎると1年がたちます。
その季節ごとに、カルト教団を運営する顧問を選出する必要があります。
性質の違う村民たちから上手に顧問を選んで仕事をさせ、5年後の審判の日まで無事に教団を保つのが目的です。
重要な罪人を見つけ出して生贄にし、村から罪をなくすのも重要な目的のひとつです。
①顧問の選出
村には5つの家族がいます。
1家族から1人、この季節に仕事をさせる顧問を選び出します。
家族を訪問すると、そこに所属している人間が一覧で表示されます。
名前と雰囲気、その人がもつ、美徳と悪徳の特徴が表示されます。
大抵の情報は???で埋まっているので、調査をすることで彼らについて知っていきます。
人物の詳しい情報については、家を訪問して調査するか、仕事をさせないと分かりません。
すでに分かっている情報と、調査によって得た情報を頼りに人選します。
※ちなみに、ゲームごとに一族の人数や名前、特徴などもシャッフルされるので、ゲームの攻略法をネタバレする心配はありません。
逆に言えば、覚えてもしかたがないんですね。だから何度でも遊べます。
エファソン家を訪問し、帽子をかぶった女性を選択してみます。
彼女のもつ、徳も悪徳も?????になっているので、尋問してみます。
そうすると、?????のところが開きます。
この時は「無知?」と表示されました。
この教団では無知は美徳とされているため、彼女は仕事をさせると「無知」のパラメーターを上げてくれると期待できるんです。
続いて、ジシュカ家のこの男。
調査してみると、なんと詐欺師であることがわかりました。
詐欺師はこのゲームにおいて重大な悪徳のひとつなので、こいつは生贄にしなければなりません。
このように、村民たちについて調査を行いながら、仕事をさせる顧問を選びます。
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②仕事をさせる
この時の顧問は、以下の5人にしてみました。
?????が多いので博打要素も強いです。仕事をさせているうちに、重大な罪人を見つけることもあります。
仕事をさせると、この人の性質が、どのパラメーターにどう影響を与えたかの結果が表示されます。
仕事をさせると、調査することができるので、彼女についての詳しい情報が分かります。
調査して彼女の性質を開いてみると、徳は「縁起担ぎ」、悪徳は「臆病」であることがわかりました。
この村においては憶病であることも重大な罪らしいので、この子もいつか生贄になる運命かもしれません。憶病くらい、許してあげてほしいですけど……。
仕事をさせると、それぞれの一族の長たちの支持率が推移します。
これが下がると反逆を企てはじめるので、どの家族からも支持されるよう気を付けないといけません。
③生贄を選ぶ
3ターン(3か月)仕事をさせると、ひとつの季節が終わります。
そして、生贄にする罪人を選ぶのです。
選ぶ生贄によって影響のあるパラメーターがかわります。
また、同じ一族から連続で生贄を選出すると、その家からの評価が下がるので、それも考えて生贄を選びます。
詐欺師も憶病も見つけてしまったのですが、なんとこの時選んだ顧問のなかに泥棒もいました。
「自制」のパラメーターを上げたかったので、この季の生贄は泥棒にしました。
この人をいけにえにした場合の村の反応や、パラメーターの変化などの結果が表示されます。
④これを5年分繰り返す
このように、人を選び、仕事をさせ、生贄を選んで、カルト教団を運営していきます。
どの人物も、上がるパラメーターがあれば下げるパラメーターもあります。
あっちを優先すれば、こっちがないがしろになる。そのバランスを考えながら人選する必要があるのです。
季節をすすめていくと、伝染病が流行ったり、反逆者の密告があったりと、さまざまなイベントが発生します。
司祭長であるあなたは、そのイベントごとに判断を下し、村の徳を高めていく必要があります。
これがなかなか難しく、必ずどれかひとつのパラメーターがピンチになっちゃうんですよ……。
「自制」が下がっていますよ、の警告がこれ。
この村は質素倹約が美徳とされてます。自制心を失った人々は、おいしいご飯をたくさん食べてしまう!
ほんと、厳しい村だなって思います。
警告が出たその季節中に、パラメーターを回復させることができなければ秩序は崩壊。ゲームオーバーです。
自制を失った村民たちは、蓄えてあるご飯も全部食べてしまったようです。
ストレス溜まってたんですね……。
こんな感じで、村民たちは厳しい戒律のなか、ストレスフルに生活しています。
彼らが爆発しないよう、うまくコントロールするゲームってわけです。
その人のことを良く知らないと上手にお仕事させてあげられない。
そして、仕事をさせてたやつが実は悪人だった!
みたいな、人事のむずかしさを痛感するゲームです。
1プレイは1~4時間くらい。
ゲームオーバーになれば即終了、5年うまく保てば数時間でエンディングが迎えられます。
とても難しく、厳しいゲームですが、考えることが多いパズルゲームやシュミレーションが好きな方はハマると思います。
新しくゲームを始めるたびに、起こるイベント、人の名前や姿、形質など、すべてシャッフルされますので、何度でも遊ぶことができますよ。
しかも、条件によってエンディングが7種類に分岐します。
私はまだ一度も5年保てたことがないので、エンディング見たことないんですけど……。
何度かエンディングを迎えている友人が、全部同じエンドだったようで、『分岐の条件なんなの!?』と不思議がっていました。
まだまだ攻略し甲斐がありそうです!
面白そうだなって思ったら、是非遊んでみてくださいね!
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