二次創作で同人小説を書いて発表するとき、だれか読んでくれるかなあとドキドキするものです。
ネットに小説を上げておきながら、「まったく人に読まれなくてもいい」と考えている方はいないと思っています。
「私は書きたいから書いているだけ」と言っておきながら、実際は読者からの反応を待っている……そんなところでしょう。
見られなくてもいいなら、何でネットにアップしてんねんって話じゃないですか。
本当は誰かに読んでほしい、同じ趣味や考えの方に共感してもらいたいと思っているのに、自分の小説に反応が無いと落ち込みますよね。
この記事では、自分の小説が読まれない、感想がもらえないと悩んだ時に私が考えることについて書いていきます。
あくまでも二次創作の話ですので、オリジナルで作家を目指している方には当てはまらないことが多いと思いますのでご了承ください
スポンサーリンク
そのジャンルは賑わっているか、落ち着いているか
まず最初に考えたいのは、あなたの作品が読まれる可能性のある環境についてです。
二次創作の題材にしているジャンルは、現在どういう状況でしょうか。
アニメの放送中?放送終了直後?
それとも、既にアニメ放送も漫画の連載も終了していますか?
ゲームだったら、発売日からどれくらい経過しているか、新作が発表されているかも大きな要因になります。
アニメの放送中や漫画の連載中は勢いがあります。
特に、お金を支払わなければ購読できない週刊誌などの連載モノよりも、テレビが観れさえすれば視聴可能なアニメは強いです。
人気漫画も、アニメ化されるとさらに認知度が上がりますよね。
自分がいるジャンルに勢いがあると、漫画や小説に限らず、作品が目に触れる機会が多いです。
頻繁に検索されるのでトレンドにもなりますし、単純にファンの母数が多いのです。
人気作家の作品が1000人に観られるような界隈なら、普通にしていれば10人~100人くらいに観てもらえるかもしれません。
人が多いということは、それだけ読んでもらえる可能性も高くなります。
そして、読んだ方が他の人に紹介してくれる可能性もあるでしょう。
しかし、昔放送していたアニメや、発売してしばらく経過したゲームなどの、比較的落ち着いたジャンルではどうでしょうか。
勢いは一気に落ちます。
トレンドとは移り変わるものです。
Twitterなどの即時性の高いSNSの普及により、消費者がコンテンツを消費し、消化するスピードは各段に早くなったように感じます。
フォローしている人が急に別のジャンルの話をし始めたり、「小説の完成を楽しみにしています!」と言ってくれていた人が、ジャンルの話すらしなくなるのも、日常に起こります。
切ないですが、人の興味も移り行くものなのです。
同じジャンルに長くいられる人ほど、寂しい想いをするかもしれませんね。
人気ジャンルだったが落ち着いた、もともと人の多いジャンルではない、など理由は様々だと思いますが、
小説が読まれない原因は作品に問題がある訳ではない場合がありますので、あまり落ち込まないようにしましょう。
スポンサーリンク
長く続いているジャンルにありがちな身内化・グループ化
『私がいるのは人気ジャンルのはず……今もそこそこ人がいるのに』とお考えの方もいると思います。
ここで気になるのが、そのジャンル、長いですか?ってことです。
放送終了後も勢いのあるジャンルは多いです。
アニメ放送終了から数年経っているのに、未だに100スペース募集するオンリーが開催されるカプもありますよね。
その場合、サークル参加者がグループ化している可能性があります。
仲のいい作家さん同士でグループを作り、自分らの作品づくりで満足してしまうケースです。
ジャンルが長く続くと、毎回サークル参加できる人が限られてきたり、ツイッターで絡む人たちが決まってきたりします。
そうなると、すぐにレスポンスがもらえる仲良しさん同士での『作品の見せ合い』で満足してしまい、新しい作家さんに手が伸びにくくなってしまいます。
アイキャッチ力の高い絵や漫画ならすぐに認知してもらえるかもしれませんが、読まれるまでは相性が分からない小説は、この点不利なんですよね……。
悔しいですが、小説は中身に触れてもらうハードルが高いですから、仲良しグループとの交流に満足している方はなかなか手が伸びません。
私も長く続くアニメジャンルにいるんですが、古参の人たちがグループ化していて会話に入りにくく、勢いがあり話しやすそうな新参の人たちのトレンドが別カプのようなので、今書いてるカプにあまり友達がいません(笑)
※言い訳しておきますが、グループ化が悪いというわけではありません。好きな作家さん同士が仲良くしていたり、素敵なオフ会の様子をレポートしてくださるのを見るのは好きですよ。
ですが、勘違いしてはいけないのが、作品を作る人よりも、圧倒的に読み専の人が多いということ。
TwitterなどのSNSでは、作品を発表する人たちが目立ちます。
それは当たり前のことかもしれませんが、同時に読み専の読者の方を見逃していませんか?
あなたの作品は本当に読まれていませんか?
pixivなどの作品投稿サイトで、あなたの作品はブックマーク0ですか?
Twitterで「いいね」がひとつもついていませんか?
多くの方は、何か発表すれば必ず誰かが見つけてくれて、閲覧数、ブクマ数などの「数字」を残してくれているはずです。
ブクマするなら感想くださいよ!って言うのは違います。
読んでくれたことに感謝すべきです。
感想にばかりとらわれて、せっかくついている数字をなかったことにしないでください。
あなたの作品はちゃんと読まれていますよ。
作家同士語り合いたい、あの素敵な作家さんに自分の作品を読んでもらいたいという気持ちも分かりますが、そのために視野を狭めるのはもったいないですよ。
作家さんからの感想やブクマしかカウントしないようになっちゃったら、本当に読み手さんが離れていってしまいますよ。
グループに属してないと読んでもらえないなら、コミュ力が無いと読んでもらえないってことになっちゃいます。それは怖い。私は違うと思うんですよね。
読み専の方は、あなたが思っている以上に、作品を発表しているあなたにあこがれているはずです。
その方はまだあなたに感想を送る勇気が無いかもしれませんし、もともと感想は送らないタイプかもしれません。
そんな事に想いを巡らせながら、もう一度自分の作品の閲覧数とか、ブクマ数とか、見てみてくださいね。
これを読みながら『え、わたしブクマ0やねんけど……』とか『そもそも閲覧数すら0なんですけど』って人がいたら、ちょっと待ってくださいね。
それ、たぶん別の問題があるわ。
今回は環境とか周りの人たちに注目して、自分の作品の閲覧数を考えるお話を書いてみました。
が、それでもやっぱり納得がいかない、ブクマどうみてもゼロなんですけど……という方は、作品の宣伝・告知の仕方に問題があるかもしれません。
その話はまた今度にして、今回はこのあたりで。
読んでくださって、ありがとうございました!
この記事はあくまでも、わたし個人の考え方、感じ方の話なので、全ての方に当てはまるわけではなく、またすべて正しいというわけではないことをご了承ください。
新品価格 |
こんな記事も書いています!
スポンサーリンク